毎日の更新が楽しみな、『バックラッシュ!」(双風舎)キャンペーンブログですが、今日は長谷川美子さんの『たかが名簿、されど名簿ーー学校現場から男女平等を考える』の最初の部分がアップされています。
http://d.hatena.ne.jp/Backlash/20060612
長谷川さんは、都立高校教員で、かつ1996年に解散した『行動する女たちの会』の教育分科会で中心的役割を果たして活動してきた方。「行動する女たちの会」は、80年代から、男女混合名簿運動を先導する活動をした団体です。『さよならボーイファースト』という会が出したパンフは、その後の組合運動や現場の運動などで使い続けられてきたとのこと。
実は、この『バックラッシュ!』本の中でも、私の一押しなのが、この長谷川さんの論文です。
ずっと、高校の現場で、混合名簿や、平等教育の実現にむけて闘ってきた経験から生まれる語りは、私にはずしんと重く響いてきます。「名簿などとるに足らないこと」と、組合の女性部活動家にさえ言われていた状況から、混合名簿が広がるまでの地道な活動には、本当に頭が下がります。豊富な内容ではありますが、長谷川さんのパーソナリティがよく表れた、ユーモアあふれるわかりやすい文章で書かれています。
長谷川さんは、教育分科会のほかにも、メディアグループの一員として、80年代後半~90年代前半にかけての、マスメディアにおける「性の商品化」に対する運動にも中心的に関わられ、『ャ泣mウォッチング』(学陽書房 1990年)も出版されています。
また、東大ジェンダーコロキアム『ジェンダーフリー概念からみえてくる、女性学・行政・女性運動の関係」でもパネリストとして参加されました。報告はこちらで見ることができます。
http://homepage.mac.com/saitohmasami/gender_colloquium/gencolre1.htm
実は、「行動する女たちの会」は私の博論テーマでもありました。そして、会にはじめてコンタクトをしたときに、とても親切に対応してくださったのが長谷川さん。それ以来、飲み食い友達として、温泉友達として、楽しくかつ刺激的な話をしたり、遊んだり、本当にお世話になってます。
長谷川さんから聞く、今の都立高校の現場の話は、どんどん酷くなっていくかのよう。日の丸・君が代の件も絡んだ、都立高校の現場の現状についても今回の論文で触れられています。
『行動する女たちが拓いた道』(未来社 1999年)には、やはり教育分科会の会員だった、中嶋里美さんによる、混合名簿運動についての文章も掲載されています。それとあわせて読まれると、この運動の歴史がよくわかるはず。
ただ、この未来社の本は、1986年以降の会の歴史があまり記載されていません。その歴史の一部を補ってくれるのが、1986年以降の行動する女たちの会の運動の中心を担ったひとりである、今回の長谷川さんの文章です。
超おススメ!ぜひご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/Backlash/20060612
長谷川さんは、都立高校教員で、かつ1996年に解散した『行動する女たちの会』の教育分科会で中心的役割を果たして活動してきた方。「行動する女たちの会」は、80年代から、男女混合名簿運動を先導する活動をした団体です。『さよならボーイファースト』という会が出したパンフは、その後の組合運動や現場の運動などで使い続けられてきたとのこと。
実は、この『バックラッシュ!』本の中でも、私の一押しなのが、この長谷川さんの論文です。
ずっと、高校の現場で、混合名簿や、平等教育の実現にむけて闘ってきた経験から生まれる語りは、私にはずしんと重く響いてきます。「名簿などとるに足らないこと」と、組合の女性部活動家にさえ言われていた状況から、混合名簿が広がるまでの地道な活動には、本当に頭が下がります。豊富な内容ではありますが、長谷川さんのパーソナリティがよく表れた、ユーモアあふれるわかりやすい文章で書かれています。
長谷川さんは、教育分科会のほかにも、メディアグループの一員として、80年代後半~90年代前半にかけての、マスメディアにおける「性の商品化」に対する運動にも中心的に関わられ、『ャ泣mウォッチング』(学陽書房 1990年)も出版されています。
また、東大ジェンダーコロキアム『ジェンダーフリー概念からみえてくる、女性学・行政・女性運動の関係」でもパネリストとして参加されました。報告はこちらで見ることができます。
http://homepage.mac.com/saitohmasami/gender_colloquium/gencolre1.htm
実は、「行動する女たちの会」は私の博論テーマでもありました。そして、会にはじめてコンタクトをしたときに、とても親切に対応してくださったのが長谷川さん。それ以来、飲み食い友達として、温泉友達として、楽しくかつ刺激的な話をしたり、遊んだり、本当にお世話になってます。
長谷川さんから聞く、今の都立高校の現場の話は、どんどん酷くなっていくかのよう。日の丸・君が代の件も絡んだ、都立高校の現場の現状についても今回の論文で触れられています。
『行動する女たちが拓いた道』(未来社 1999年)には、やはり教育分科会の会員だった、中嶋里美さんによる、混合名簿運動についての文章も掲載されています。それとあわせて読まれると、この運動の歴史がよくわかるはず。
ただ、この未来社の本は、1986年以降の会の歴史があまり記載されていません。その歴史の一部を補ってくれるのが、1986年以降の行動する女たちの会の運動の中心を担ったひとりである、今回の長谷川さんの文章です。
超おススメ!ぜひご覧ください。