情けは人のためならず

おはようございます、というよりかまだ真夜中です。
こんな時間のブログのアップには理由があります。

夏休みの最後の昨日は山荘の掃除に明け暮れました。
そして、いつもより5分ほど遅れて午後6時35分
山荘を後にします。
山荘から県道までは100m。
いつもならそのまま左折し、山道に入っていきます。
しかし、昨夜は6日間過ごした山荘のゴミと
一日掃除をして出たゴミ、併せて二袋。
ちょっと右折してゴミ集荷場に出しにいきます。
その時に、バイクが止まっているのが気になりました。
ゴミを出して、車を山道方面に向けて走り出します。
さっきのバイクがまだ、止まっています。
何となく助けなければ後悔するなという気がしました。
車を停めて、声をかけます。
やっぱりバイクは故障してました。
レッカーの手配をしているということですが、
自分でいうのも何ですが、こんな山の中に
レッカー車が到着するのは真夜中になるでしょう。
それまで、ライダーはどうすればいいのでしょう。
その不安は察して余りあるものがあります。

－－困った時のハイエース、
　　アジアではベンツよりもハイエース－－

「ハイエースで、三島まで運びましょうか？」
……中略……
二人で力を合わせて、
（愛犬クレハも実は手伝ってくれてました。）
排気量1200cc、重量300kg以上の
BMWを積み込むまで40分。
さあ、出発！
エンジンがかかりません。
ずーとハザードランプをつけていたのでバッテリーが
あがってしまったのです。
「合歓」さんに電話をして、ブースターを持ってきてもらいます。
軽自動車とつないで電気を流してもらいますがダメです。
今度は普通車の久保田さんに来てもらいます。
それでもダメです。
これは万事休すと思い、JAFにレスキューの電話をしている時に
ライダーの○田さんが、キーを回すと
何と！何と！エンジンがかかりました。
理由は分かりません、しかし世の中には
奇跡があるとその時に思いました。
40分遅れましたが、三島に向けて60km、
3人の旅が始まりました。
私は曲がりくねった山道をいつもより慎重に運転します。
○田さんはバイクにまたがりバイクが倒れないように
支えていきます。
クレハはバイクの前輪横の狭い空間でおとなしくしてます。
かくして1時間40分後、バイクはお祭りがお開きになった
三島大社前に9時40分過ぎに到着。

やがて、バイク用レッカー車が来て、
私とクレハの人助けは終了。
お礼をという○田さんの申し出を固辞して
（だってそれじゃ、私がかっこ悪いじゃないですか！）
日付が変わった0時30分、無事、磐田に着きました。
○田さんは横浜に着いたでしょうか？

「情けは人のためならず」
不幸や不運は誰にでもあります。
お金以外なら私には体力や人を思い遣る心があります。
困った人がいたなら助けるのは当たり前です。
それは回り回って、いつか私が不運に遭遇した時に
きっと役立つでしょう。

さあ、仮眠をしたら今日は一日講習会です。
しかも、講習の最後は試験付きです。
ここで落ちたら締まらない話の最後になります。
もちろん、がんばります。
それではとりあえずはおやすみなさい。