木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




今日も気温がぐんぐん上がった暖かい日で、
木々は花よりも若い青葉の芽吹きが目立つようになってきました。
気温に左右されやすいヤマモト、今日は何のためらいもなく
勤務終了後、作業場に直行しました。
1週間ぶりのルーターテーブルの作業です。
作業内容はやはり、ほぞとほぞ穴作りです。
先週はほぞ取り機を紹介したので、
今日はほぞ穴をほる「角のみ」を紹介します。
ドリルの刃の外側に四角いノミが着いているので角のみです。
簡単にほぞ穴がしかも正確に掘ることができます。
ただ、同じ機械を使っても上手いヘタの差が出ます。
現代の木工において、よく言われることですが、
木工機械は職人の手先の延長です。
「手先が器用」の一つの大事な条件は、
機械の扱いが上手であることです。
角のみの使い方のポイントは力まかせに一気に掘らないと言うことです。
例えば、40ミリの穴を掘る時には、ノミの先をちょんちょんと
つつくように軽く3~4回に分けて40ミリの穴を掘ります。
そうすると曲がりやささくれのないきれいな穴が掘れます。
手作り木工は、機械木工です。
機械の扱いを覚えて、速くてきれいな仕事をし、
木工を楽しみましょう。
もちろん一番大事なことはけがをしないことです。


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