木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




今日は、冬らしい日ざしの一日でした。
アカギレの指はまだ痛く、腫れています。
さて、伊豆の山荘の壁は、
先週の日曜で6割方仕上がりました。
これから、自分で漆喰壁を
やってみたいと考える人の参考に。
漆喰壁はコストがかかります。
理由は材料費より人工(にんく:職人さんの日当)が
かかると言うことです。

では、素人がDIYでやるのに難しい点は、
 1.情報量が限られる。
木工や家具作りの情報はインターネットや
大工さんや建具屋さん、趣味の雑誌などで
比較的容易に得ることができます。
しかし、左官になるとその情報量は激減します。
また、DIYで期待できる海外の情報も
漆喰などになるの全くありません。
寡黙な日本の左官屋さんは、家具作家や一部の大工さんのように
インターネットでの情報発信にも熱心ではありません。
 2.材料の入手が困難
1.と関連しますが、木工関係の材料・道具は
金物屋、ホームセンターに行けば苦もなく入手できます。
しかし、左官資材や道具を扱う店舗は
いわゆる(建築資材の)「道具屋」5件に1件くらいと
いうのが、私の体験的な数値です。
流通ルートが狭く、限られる上に
はなから、素人が手を出す仕事ではないと
店側は考えているので、何も有益なことは教えてくれません。
この素人にとって2点が大きな問題です。

では、「素人にはできないのか?」
「いや、できます。」
但し、次のような条件の下で、
 1.最初は職人さんや経験者をかたわらに置いて指導を受ける。
 2.漆喰=国宝の城やなまこ壁みたいな芸術的な仕上がりは期待しない。

「それでは、下手に仕上がって当然、でもやる価値はあるのか?」
「あります。」その理由は
 1.木、一辺倒の仕上がりのような「重さ」を感じさせない。
 2.漆喰は下手は下手なりに人の感性にうったえる良さがある。
 3.時間というコストを除けば、無垢の木材を使うよりも安くあがる。
さあ、以上を参考にあなたも漆喰壁にチャレンジしよう!
明日は、作業上のポイント紹介する予定です。



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