スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(韓国の宿痾)

2019-09-29 16:04:40 | 日記
9月29日(日)
 韓国人の学者が面白い事を言っていた。金大中とか廬武鉉とかの時代の韓国人の心理は、それまで順調に伸びてきた経済が停滞したり民主化も上手く行かない出来事が起こってきた、その原因は朴正煕時代の矛盾が今、副作用として出てきているのだろう、というものであるとの話だ。だから朴正煕とは正反対の金大中とか廬武鉉を大統領に選んだというのだ。
 経済とか民主化の停滞を、新しい状況変化の問題とは捉えず、過去の政権の政策に原因を求めたというのだ。そこから左翼勢力全盛の時代となって現在に至ると言いたいらしい。
 現在の課題解決を現在の環境の中に求めず、過去の政策の中に誤りを探す(その誤りを指摘すれば今が良くなると考えるのだろう)との心理は、もしこの学者の言う通りなら、私の理解を超えた非合理的な思考方法である。そんな事をしても現在の課題解決に何の足しにもならないだろう。むしろ正しい問題解決を阻害させるばかりだ。
 しかし韓国人の行動原理の理解には大いに足しになる。あんな執拗に慰安婦とか徴用工の過去を問題にする理由は、今上手く行かない韓国の原因がそこにあるとの、韓国人の非合理的思考方法の適用だと捉えれば、理解はできる。だから日本やアメリカがいくら言っても変わらない。韓国人からすれば必死に国の立て直しを図っているのだ、何を邪魔するかという所なのだろう。
 これは韓国の宿痾かもしれない。相手が精神病なら、まともなやり方で対応しても無駄である。かといって放置して、刃物でも持たれたら大ごとだ。韓国は日本に匹敵する軍事費を計上しているのだぞ。