スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(韓国が北を占領する!)

2019-09-13 16:45:49 | 日記
9月13日(金)
 文正仁という大統領統一外交安保特別補佐官なる、長い肩書を持つ男がいるそうだ。文左衛門の廬武鉉時代からの同志で、極左且つ権力を振るうのが大好きな人物らしい。流行りの玉ねぎ男よりこちらの方が、文政権を支えている筋金入りの共産主義者だとの話である。この男がタス通信からインタビューを受けて、「韓国が核を持てばアメリカとの同盟は必要なくなる」と言った。前後の脈絡が示されていないのでいまいちではあるがこの発言から、韓国は核を持つとの意識と、アメリカとの同盟は一刻も早く解消したい、そんな思いを文政権は持っていると、かなり高い確率で想定できる。
 核を持ちたいとはどの国の政権も夢想する事ではあろう。国際社会における地位が格段に増すからだ。しかし日本の高官だったらどんなメディアに向かってもそんな事はよう言わない。これから考えるに、広言癖の韓国人の性格を割り引いても、外国通信社に核保有が言えるという事は、政権内で核保有が高度な共通認識になっているのだと捉えた方が良い。
 そこで韓国が核保有したとして、当面は質量ともに、とても米中ロに対抗できるものにはならない。だから核を持ってもやはり、ものすごい軍拡をして韓国が世界の軍事力の半分くらいを占めない限り、他国との同盟は絶対に必要である。なのにすぐ米韓同盟は不必要になると言うのは、一刻でも早くアメリカから離れたい、しかし今は言えないという、文政権の嫌米(本質はウリナラ以外はすべて嫌いというものなのだが)の本音を吐露したものだと捉えるべきだ。
 日本から分離独立した際、北は工業が進み豊かで、南は農業地帯で貧しかった。だから北に攻め込まれたし、韓国はその後もずっと北への警戒心を抱いてきた。ところが今は100倍くらいの経済格差が付いた。韓国にとって北朝鮮は警戒する対象ではなくなったのである。文左衛門には、北は今や、占領し搾取し利用する対象に、見えていることだろう。在韓米軍さえ居なければ北が取れると、本気で計画を練っていよう。北を取って核武装すれば、ヤンキーの偉そうな命令を蹴っ飛ばせる。プーさん熊にだって文句を言わせない。ウエノムなんか問題外だと、夢想に浸っていると考える。
 水が高きより流れるように、侵略の勢いは、南から北の方向に逆転しているのである。現実の政治の場で文の思惑が実現するかどうかは、国内事情とか米中の決断とか色々の要素が重なるから誠に不透明であるが、ベクトルの向きは朝鮮戦争当時と正反対になったのである。文は、さらには文の次の大統領は、北を取る動きを必ず推し進めると思う。