スケッチブック３０（石丸2位予想）

7月5日（金）令和6年

　ネットの評判と期日前投票の出口調査で、石丸2位との予想も出ているが、東京15区補選の結果から（同じようにネットと期日前投票で飯山さんの評価が高かったが、実際は4位だった）否定する向きも多いようだ。しかし私は蓮舫を上回って、2位になると予想する。

　投票も人間行動の一つであり、殆どの人の毎日の行動心理は、危険を避ける或いは安全を求めるというものである。夜道は敬遠するし高齢ドライバーが事故を起こしたと聞けば、免許返納をしようとの気持ちが起きる。選挙でもおんなじである。桜井誠や田母神さんがいくら正論を述べても票が伸びないのは、選挙民が彼らを怖がっているからである。外国人への生活保護を止めると、暴動が起きるだろう、そんな暴動に出くわして我が身が怪我をするかも知れないとの恐れの方が、公正な社会の実現よりも優先するのである。自民党の利権議員に入れておけば、明日も今日と同じ日が続くだろうとの安心感が有るから、彼らは毎回当選するのだ。勿論この安心意識は切羽詰まったものではないので、風が吹いたりすると消し飛ぶことはある。しかし通常はこの心理が作用して人々は投票する。

　飯山さんと石丸候補はタイプ的に似ている。思想的には正反対の二人だと思うが、どちらも論理的、明晰な言葉使い、自分の頭で考えろというタイプである。マスゴミなどの通常的な上から論理を排して、対抗して、臆さない強さがある。東京15区補選では、選挙民は未だこういうタイプに、恐怖を感じていた。だから飯山さんの票は伸びなかった。ところが、人は慣れるものだ。二回目になると、恐怖感は薄れる。人々は蓮舫のようなお花畑に飽き飽きしている。本来は小池にも飽きているのだが、今回はまだそこまで、選挙民の意識が進んでいない（まだ石丸的な言論には危うさを覚える）と思う。だから2位だと予想する。