昨日、田野畑村の山中を走る「グリーンロード」を走行中。牧草地に何かいるので車を停めてみると、つがいの鹿が草を食んでいた。岩手県では五葉山周辺には鹿が多く、農家が食害に困っているという。最近、鹿の群れが北上しているらしいとは聞いていたが、牧草地でのんびりしている鹿を見たのは初めてである。自然が復活しているのか、天敵であるオオカミが絶滅し、人間も鹿を狩り食料にする習慣がなくなったために増えているのか。最近では、尾瀬ヶ原やアルプスのかなりの高さまで鹿が入り込んで高山植物に食害を及ぼしているという。男体山や大菩薩あたりでは、食害を防ぐために鹿の届く範囲の木にネットをかぶせたりしているのを見ている。自然を守るためには人間の関与が必要だという。ややこしい世の中になったものだ。