今日、岩泉からの帰りにラジオを聴いていると、宮城県が漁業に株式会社の参入を認める「漁業特区」を申請したとのことだ。これまで、漁業は漁業権のある漁民の集団である漁協を中心に営まれてきた。以前から宮城県の何たらいう知事（名前は思い出せない）が「漁業特区」構想を打ち上げ、これこそが漁業再建の柱のごとく打ち出していたのは知っていたし、宮城の県漁協が「断固反対」を訴えていたのも知っていた。国民多数の意見を無視し、構想を押し付けるやり方は、安倍政権とまったく同じではないか。消費税増税も「当たり前」のように進める自民党にこのまま政治を担当させていいのか、今問われている問題ではないだろうか。しかし、自民党でない民主党、維新の会、みんなの党などに自民党との違いを見出すことが出来ないというところに現在の政治の「行きづまり」があるのではないだろうか。