goo blog サービス終了のお知らせ 

山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

剣客商売「決闘・高田の馬場」

2013-04-17 18:57:50 | 読書

 『剣客商売』の「決闘・高田馬場」を読んだ。原作は池波正太郎で大島やすいちのかいた漫画で、リイド社のコンビニ版である。池波作品については、原作はほとんど読んでいるが、DVDやコミックを見つけると手に入れてしまう。リイド社のコンビニ版は300円~500円で、コンビニに並ぶと必ず買ってしまう。一度読めば、それでいいのだが性分なのであろう。読んだコンビニ版は、近くの行きつけの床屋に持って行って、来る客のために提供されている。それにしても、池波正太郎の作品はどうしてこんなに面白いのかと思う。現在、書いている作家では佐伯泰英なども面白いが、すこーしパターン化が感じられる。先日もある人が「売れているというので読んだが、今一つ」と言っていた。私も佐伯作品も読んでいるが、余りにも強すぎる主人公(ほとんどの作品がそう)で、結論が見えている感じだ。その点は、池波作品にも共通した部分がある。藤沢周平の世界とはかなりちがっている。だが、藤沢周平だけが素晴らしいというのも少し違い気がするのだがどうだろうか。