中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

龍神(純米大吟醸・山田錦・生)

2015-06-20 21:02:10 | お酒の話(県外)
 家の近くにある酒屋。ここは山形県の酒だけではなく、店主お薦めの全国の銘酒があります。あくまでも、「その時のお薦め」なので、欲しいものが手に入るというわけではありませんが、選球眼ならぬ「選酒眼」は確かなので、面白い酒にめぐり逢えます。


 ということで、今回は群馬は館林の銘酒「龍神」。なぜ群馬か…何の意味もありません。山田錦50%の純米大吟醸で3200円。「これはお買い得!」とレジに持って行った酒が、たまたま群馬のだったということ。その辺も、この店の面白さなのです。


 ところで、山響の演奏旅行は、なぜか今まで群馬にはあたらない。関東でも、埼玉や栃木はたくさんあったものの、群馬は無し。なので、群馬のことはよくわかりません。

 そんな中で、数少ない群馬体験が、館林。東北自動車道が少しだけかすめる群馬が、館林なのです。かつて埼玉の演奏旅行の際に宿泊しました。

 中継地点として一泊しただけなので、大した記憶は無し。ただ飲んで終わりました。しかし「尾瀬の雪どけ」という地元の酒が旨かった。

 
 しかし、調べてみるとこの「龍神」は、まさに「尾瀬の雪どけ」の蔵でした。…縁を感じます。

 さてさて、その味わいは…

…キラキラするような香りと舌触り。華やかな香りがする酵母と、澄んだ水のせいでしょう。口当たりで感じる、ツンとする一歩手前のきらびやかな香り、その後はスッキリと切れていく。渓流の魚がキラッと跳ねるような。…群馬に行きたくなりました。

 山響のスクールコンサートの企画で「音楽世界の旅」というのがあります。作曲家の出身地にスポットを当てて、色々な国を巡って行くという、昔からよくやっている企画です。

 それにあやかって、歳をとって山響を引退することができたら、いずれやってみたいのが「日本全国、銘酒の旅」。…もちろん実際に漫遊の旅に行くわけではありません。ただ単に、朝から一杯ずつ各県の銘酒を飲んでいくという廃人企画。日本は鹿児島以外には全ての県に蔵がありますから、46杯は飲まないと。

 …まあ、思う存分あきれてください。

 私は夢に向かって、体を鍛えることにします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする