中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

粉祭り

2009-05-09 08:29:20 | 雑記
 一年ははやいもので、今年も昨日から家の前の通りのお祭りが始まりました。薬師祭の「植木市」です。写真は早朝の露店の様子です。家の前はずっとこんな感じでお店が並びます。お好み焼きに入れるキャベツをきざんだりなど、少しずつ準備が始まっています。

 ということで、昨日の我が家の夕食は「粉物パーティー」でございます。たこ焼やお好み焼きも、店によって若干味が違うものですね。「広島風」だとか何とかという事はよくわかっていませんが(関西とか広島とかの、こだわりのある人ごめんなさい)、ソバが入るとか卵がどうだとかいうだけでなく、作る人によっても違うものです。個人的にはキャベツが多めで、中までしっかりと火が通っているのが好きです。マヨネーズはいらないから、ソースは甘くないほうがいいです。案外「ぶた玉焼き」というやつの方が美味しいかも。(なんだかんだ言って毎年粉物パーティーがあるので、結構うるさい)

 薬師さまの周りには全国からトラックがいっぱい来ていて、駐車場はごったがえしています。中にはキャンピングカーみたいなのもあります。ここが終わればまたすぐに別のお祭に行くんでしょうね。そういう祭めぐりの暮らしも外から見れば「楽しそう」な感じもしますが、やってみたら相当大変でしょうね。

 こういう「露天商」の業界の人達は、独特の空気をただよわせてます。オーケストラの人達に言われたくないかも知れませんが、普通のいわゆる「勤め人」と違うのが一目でわかります。そんな中で「良いな」と思うところがあります。

 茶髪でピアスなんかしてるお兄さんたちが、露店のテントみたいな店を設営している時によくある光景なのですが、横でタバコを吸っているおじいさんがあれこれ指図して、さらには時々どなりつけたりしているのです。
「ホラァッ!そっちちゃんと見てろよっ!ボサーッとしてんじゃねぇっ!」

 おじいさん、コワそうな兄ちゃんにそんな口きいてキレられるんじゃないの?と、ヒヤヒヤしてしまうことがありますが、兄ちゃんは「ハイッ、すんません」とあくまでも「目上の人」として従うのです。それも「上司だから」みたいなビジネスライクなのではなくて、ちゃんと信頼と尊敬がこめられてる…。

 スーパーなんかで若くてメガネをかけた「店長」が、再就職したみたいな年輩のおじさんをねちねちと叱っているのを見たりすると、すごく嫌な気持ちになります。企業という組織だから仕方が無いのかも知れませんが、やっぱり不自然で健全じゃない感じがしませんか?


 しかし「粉物」は、もうしばらく食べなくていいや…。
コメント (2)
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