中国で28日、春節(旧正月)を迎えた。北京市内では大みそかの27日夜から28日未明にかけ、市当局が市民に花火や爆竹の使用自粛を呼び掛けたにも拘らず、市内各地で花火や爆竹が使われたため、深刻な大気汚染に見舞われた。28日朝も市内はスモッグに覆われた。
北京市内では28日未明、微小粒子状物質「PM2・5」の濃度が一時、米国大使館AQI測定(REAL TIME)で、1立方メートル当たり467マイクログラムに達し、中国の環境基準35マイクログラムの13倍を超えた。
北京市民は、「去年より、今年は少なく買った。子どもが遊ぶ分くらい。(なぜ?)青空のため」、「大気汚染があるから、本当はやりたくないが、年に1度くらいは子どもと楽しみたい」などと話した。
当局の要請に応じ、花火や爆竹を自粛する市民も多くいたが、未明の北京市内では、PM2.5の数値が急上昇し、最悪のレベルの大気汚染となった。⇐FNN News
============================================================================================