やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

中国「外国ゴミ輸入禁止」の波紋

2018-06-29 | 政治・経済

2017年12月31日、中国は“洋垃圾(外国ゴミ)”の輸入を禁止した。それは2017年7月27日付で中国政府“国務院”が、全国の省・自治区・直轄市政府ならびに国務院関係部門に対して下達した『外国ゴミの入境を禁止する固体廃棄物輸入管理制度の改革推進実施法案の通知』(以下「法案通知」)に基づくものであった。

一方、方案通知よりも10日も早い2017年7月18日、中国政府は世界貿易機関(WTO)に対して上述した4分類24種類の固体廃棄物を2017年の年末までに輸入禁止とする旨の通知を行った。この通知の中で、中国政府はこれら原料となり得る固体廃棄物には汚染物質や危険物質が大量に混入しており、それらが中国の環境に深刻な汚染をもたらしていると言明した。これに対して年間56億ドルもの再生資源を中国へ輸出している米国の米国再生資源協会(United States Recycling Resources Association)は直ちに声明を発表し、中国が2017年末までに実施を予定している固体廃棄物の輸入禁止措置は、世界のリサイクル産業に深刻な影響を与えるとして懸念を示し、強く反対する旨を表明した。→こちらの日経ビジネスなどの報道

 

中国輸入統計HS3915によると、廃プラスチック輸入量は2016年が936.3万トン、2017年が804.6万トン。(こちらのJETROのサイト情報) 

輸入が禁止されたことによりこれらの廃プラスチックは行き先がなくなったのだ。廃プラスチックだけでない、古紙など諸々だ。

中国が「ごみ輸入」を禁止したことに対して西側メディアが反発しているが、中国の行動は正当と、中国は主張していた。→RecorChina/Niftyニュースなど

 

最近の報道によると、韓国では廃品回収業者がプラスチックや発泡スチロールなどの再生可能品の買い取りを4月から停止したため、ソウルなど大都市圏の住宅地で今月1日より処理できないごみが山積みになっているという。増えていく一方のごみに対して、一部の団地では住民のプラスチックごみ投棄を禁止したことで、住民との間でトラブルが発生しているという。 →RecordChina

対応策として、欧州連合(EU)ではストローなど使い捨てプラスチック製品の流通禁止に向けて動き出した。→産経ニュースなど 

 

 

しかし、26日のROUTERの報道では、中国政府が今年、外国からのごみの輸入を禁止した結果、中国のリサイクル業者は次々と海外へ移転。だがこれは中国政府が望んだ結果ではなかった と。

中国は、廃プラスチックの輸入をして、額縁やおもちゃ等のいろんな製品に作り替えていた。石油からプラスチックをつくって製品化するよりも、廃プラスチックをリサイクルして製品を作った方が安上がりだという事情もあって、輸入を進めてきた。 輸入禁止で、リサイクル業者は商売ができなくなり、海外へ移転して行ったのだろう。

結果→中国内でも、再生する業者がなくなり、行き場がなくなったごみがあふれる???

 

輸出先がなくなった廃プラスチックは、タイやベトナム、マレーシアといった東南アジアの国々へ資源ごみとして輸出されている模様だ。しかし、中国市場と比較して東南アジアの国々のリサイクル市場は小さく、年間約5割~2倍のペースで輸入増加が続くと市場が飽和するという。また、資源ごみの不正輸入の増加に対し、輸入後の処理がなされず環境汚染などが拡大することへの懸念から、各国で輸入規制強化を求める声が上がっているとのことだ。

タイでは、輸入禁止を発表し、波紋を投げている。→NHK報道はすでに削除されているが、こちらなどは残っている

 

 

NHKクローズアップ現代(動画 25分)で「世界衝撃のごみ問題」で上記を耳と目で見てみよう。

 

 

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PCをアクセスポイントにしてスマホのネット使用料を節約しよう

2018-06-27 | 通信・PC

Windows 10のモバイルホットスポット機能を使えば、ホテルなどで無線LANが使えなくても、有線LANとノートPCがあれば、スマートフォンをLTE接続せずにインターネットに接続できる。

まずは、Windows 10のモバイルホットスポットの設定方法を紹介しましょう。


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Windows 10の設定を開き、

設定→「ネットワークとインターネット」を選択→「モバイルホットスポット」を選択→ネットワーク名 パスワードの下にある「編集」をクリック→ネットワーク名とパスワードを自分用に決め、保存をクリック→モバイルホットスポットをオンにする。

上記操作後、スマホで、上記ネットワーク名にアクセスし、パスワードを入れ、接続する。

上記の操作を図示したのがこちらのサイト。

 

アプリを利用の場合:

Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapter →詳細はこちらのサイト

又は、無線LANルーター化ソフトを利用する。(Windows 7, 8 及び10用)→こちらのフリーアプリ

 

やり易い方法で試してみてください。

(私は最新のWindows 10をDownloadしているので、上記モバイルホットスポット機能を利用してます。)

 

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W杯・対セネガル戦 本田の同点ゴール

2018-06-26 | 健康・スポーツ

【W杯ロシア大会】グループH:日本の本田圭佑がゴールを決めた瞬間を、映像と連続写真で見てみよう 。

映像→こちら


【後半27分】本田が香川に替わって出場。

【後半30分】岡崎が、原口に替わってピッチへ。

【後半33分】大迫がペナルティエリア右からクロスを送るも、岡崎は合わせられず。ファーサイドにこぼれたボールに乾が反応し折り返すと、中でフリーの本田が左足で蹴り込み同点。

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ここから先の写真はこちらの新華網のサイトで見てみよう。


これで、日本は対セネガル戦は引き分けとなり、グループHの成績は日本が勝ち点4でトップ。

決勝ラウンド進出が見えてきた。→こちら

楽しみですね。

 

 

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日本の耐震基準は高い? 中国の報道

2018-06-24 | 建物・風景

中国でも先日の大阪の地震を大きく報道している。→こちら大阪府北部地震、日本の建物の耐震基準の高さ証明)

そこでは、こう書かれている;6月18日午前、大阪府北部でマグニチュード(M)6.1の地震が発生した。マグニチュードはそれほど大きかったわけではないものの、震源が浅かったため、震度は3番目に強い6弱だった。今回の地震で倒壊した家はほとんどなく、日本の建築物の耐震基準が高いことが再び証明された。また、死傷者も少なく、財産的損失も大きくなかったことは、日本が防災や警報を重視していることと密接な関係がある。

この報道記事の「日本の建築物の耐震基準が高いことが再び証明された」とあるが、本当にそうだろうか? 


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 日本の気象庁は、震度階級として、ほぼ揺れを感じない震度0から震度1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7までの10段階を設定している。一方、中国は1-12度の12段階ある。東京大学地震研究所の王宇晨氏によると、今回の大阪府北部地震の震度6弱は、中国の指標の10度に相当する。

10度とは、建筑物普遍摧毁--房屋倾倒,道路毁坏,山石大量崩塌,水面大浪扑岸 (Buildings are generally destroyed - houses dumped, roads destroyed, mountains and rocks collapsed, and waves crashed)

今回の大阪北地震では崩壊した家は多くはなかった。崩壊した道路・山もほとんどなかった。

日本と中国では基準が少しずれているようだ。

1981年(昭和56年)に施行された、新建築基準法では、耐震基準は;震度5程度の地震に対して構造躯体に損傷を生じず、数百年(?)に一度程度発生する震度6強~7程度の地震に対しては倒壊・崩壊しない程度となっている。

確かに日本では、2000年、2005年及び2006年と耐震基準が強化された。→こちら

今回の大阪北地震の地域の建物はほとんどが1981年以降のものかというと、そうではないだろう。しかし、昔から、地震国・日本ゆえ、基本的に耐震の基本則(1951年施行)は取り入れられているだろう。また、基礎もしっかりしているのであろう。

中国建物と日本の建物の違いについて→こちら

 

最近は大きな地震が頻繁に起きている。耐震設計の見直しが必要になると共に、タンス、本箱などの転倒で下敷きにならない対策も必要だろう。また、予知も有効となってくるだろう

 

 

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W杯・日本のサポーターがスタジアムを掃除、世界に感動

2018-06-22 | 健康・スポーツ

白熱したサッカー・ワールドカップ(W杯)の試合後、熱狂の中にあるスタンドはいつも残飯やコップ、包み紙などが散乱している。19日、W杯ロシア大会での初戦で日本代表はコロンビアを2対1で下し、南アメリカのチームに初めて勝利した。日本のファンは狂喜乱舞したが、自分たちが座っていたスタジアムの座席を念入りに掃除し始めたのだ。

こうしたことは今回が初めてではない。「サムライ・ブルー」のサポーターたちは、いつでも良いマナーを守り続ける。→BBCRecord Chinaなどの報道

サッカーW杯会場で、日本のサポーターが行うことで世界中から脚光を浴びる清掃活動が今回、他国サポーターにも波及するなど、“善意の輪”が国境を越えて広がっている。


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 セネガルのサポーターも、19日の対ポーランド戦後、ポリ袋を手に観客席周辺をきれいにした。→こちらなど

20日のウルグアイ対サウジアラビア戦後も両国のサポーターが清掃活動を実施したと。→こちらなどの報道

 

<追記>

BBCが「日本のファンが清掃のパイオニアであり、今やそれで有名なのは日本のファンたちだ」と紹介している。→こちら

 

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