韓国から、信じがたいニュースが飛び込んできた。
韓国の国会議員会館1階ロビーで、「共に民主党」の表蒼園(ピョ・チャンウォン)議員と「表現の自由に向けた芸術家たちの風刺連帯」が企画・主催する「もうすぐ、BYE!展」が今月20〜31日の会期で開催中だが、24日、弾劾訴追された朴槿恵(パク・クネ)大統領が裸体をさらしているような作品が展示され、大統領の支持者が激怒し、作品を壁から引き剥がして破壊する騒ぎがあった、と。⇐AFPBBNews
展示会は朴大統領と、大統領の親友で弾劾のきっかけとなった汚職スキャンダルの中心人物、崔順実(チェ・スンシル)被告をテーマとしたもの。アーティスト22人が制作した風刺画が出展されていた。
問題となったのは、19世紀フランスの画家エドゥアール・マネ(Edouard Manet)の有名な裸体画「オランピア(Olympia)」のパロディーとみられる作品。
パリのオルセー美術館(Orsay Museum)に収蔵されているオリジナル作品では、娼婦と考えられている白人女性が一糸まとわぬ姿で横たわり、鑑賞者を見据えるような大胆な視線を向けている。その横で黒人の家事使用人が女性に花を差し出している。
これに対して、作家のイ・グヨン(Lee Koo-Young)氏が手掛けた「汚い眠り」という作品では、朴大統領の容姿の一部をアジア人女性の裸体画と合成。裸婦は終末高高度防衛(THAAD)ミサイルの模型を胸に抱え、窓の外でセウォル(Sewol)号が沈んでいくなか、うたた寝をしている。➡こちらの画像
芸術と呼ぶのが恥ずかしくなるほど粗悪なものだ。風刺とユーモアではなく、朴大統領と崔順実に対する敵意に満ちている。あれを国会という公的な舞台に引っ張り出したのが、韓国の狂乱政治だ。
こんなことが起きるのは、自制が効かない韓国人と言えよう、また、韓国の議会制民主主義が近代化されていない証拠だと言えよう。国会は、国民の負託を受けて国の将来を決める神聖な場所であり、他国ではあり得ない。
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