築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の地下水モニタリングの調査結果で、前回調査に比べ数値が急上昇。有害物質のベンゼンが最大で環境基準の79倍検出され、シアン、ヒ素も基準を超えたことが14日、分かった。都が同日開かれた専門家会議で報告した。
昨年9月公表の8回目の調査では201カ所の観測地点のうち、ベンゼンが2カ所で基準の最大1・4倍と、ヒ素が1カ所で1・9倍検出。今回の9回目の調査は同11月から実施され、72カ所で基準超えの数値を検出。(ベンゼンは35カ所で、ヒ素は20カ所。検出されないことが基準のシアンも39カ所で検出された。)
今回の地下水モニタリングの調査結果のグラフでは、5街区、6街区 & 7街区での地下水のモニタリング結果であり、特に、環境基準を大きく超えているのは5街区&6街区。
なぜ、今回の報告が今までと違うか、疑問だらけですね。
1)検査会社が今までと違うらしい ⇐こちらの報道など →なぜ、変えた?
2) 分析方法は同じ? 規格K0125 5.1、5.2、5.3.2のどれ?
3)11月から調査が実施されたというが、なぜ2か月も時間がかかる? (ガスクロ分析なら、数時間で結果が出るはずだが?)
4)今までと、調査方法が違う?
5)10月から地下水処理が始めているが、地下水位の変更、地下水の流れなどの影響? ➡こちら
5)地下水処理で、くみ上げた地下水の分析結果は?(もし、同等であれば、環境基準の79倍もの排水はそのままでは排水できないはずだが?)
6)建物の地下にたまった水の分析結果の変化は?
専門家会議の委員たちも口を揃えて「考えづらい」「前例がない」と述べており、現時点ではこの数字の妥当性そのものが検証できないこと、あくまで暫定値として再調査をすることなどを明言している。
基準超えの地点数も大きく増加しており、専門家会議は原因究明のため改めて調査し、3月に結果を報告する方針を決めた。⇐産経新聞などの報道
「都議会がこれまでどういう審議をしてきたのかも問われる」のでは?。
小池氏は移転を推進してきた最大会派の自民党に矛先を向け、今夏の都議選での争点化は「避けられないのではないか」との見方を示した、と。⇐日経の報道など
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