人民網、Record Chinaの報道によると、国慶節(建国記念日、10月1日)にともなう7連休期間中(今年は国慶節の連休が昨年よりも1日短かった)、相次ぐ台風襲来や北海道地震などの影響もあったが、日本観光の人気は相変わらずだ。
近年、日本を旅行する中国人観光客の数が増加傾向にあり、その旅行スタイルにも徐々に変化が生じている。
日本では近年、大量に商品を購入する中国人観光客の行為を指す「爆買い」という言葉が登場した。そして、東京・秋葉原などの繁華街を大きなスーツケースを引きながら歩いたり、温水洗浄便座を抱えもつ中国人観光客の様子を報道するメディアも多かった。しかし、近年はこうした報道はますます減り、「爆買い」はすでにクールダウンしていることがわかる。
訪日中国人観光客について、中国メディアは「マナーが大幅に改善」と指摘。「旅行スタイルも爆買いから文化体験型やディープ観光にシフトしている」と伝えた。
中国メディアは、 「日本の大手メディアが伝える中国人客の訪日旅行に関するニュースが減っていないが、マナー違反のニュースは減っている」と強調している、と。
改善されている背景には、いろいろあるようだ。:
「まず中国政府は旅行中のマナー順守に関するPRへの重視を強めている。中国駐日本大使館も観光客のマナー順守の旅行を促す多くの積極的な措置を講じている。例えば観光客が日本に到着すると大使館名義のショートメールを受信する。現地の法律を順守し、マナーを守り旅行するよう促す内容だ」と論じた。
さらに「フリープランでもツアー旅行でも、中国人客は旅行前にオンラインメディアや旅行会社のガイドに目を通し、日本の文化・習慣と関連法を予習している」と説明。「さらに、日本現地の観光地や有名な繁華街には中国語の看板が設置され、中国人客に善意ある注意を行っている」とも付け加えた。
観光客側の「海外旅行慣れ」もあるようだ。2017年上半期の海外旅行者のうち31.5%は海外が2回目以上という人で、62.3%は現地の法律や習慣などを出発前に把握していたという。→こちらのRecord China報道
また中国人の日本への好感度も上がっているようだ。→ Bloombergの報道では、日本に対して「良い印象を持っている」、「どちらかといえば良い印象を持っている」と答えた中国人は42.2%に達し、前年の31.5%を大きく上回った。また、日本に対して「良くない印象を持っている」、「どちらかといえば良くない印象を持っている」との回答は56.1%となり、前年を10.7ポイント下回った。
<追記>
訪日客が日本での印象をどう感じているかというと、中国人はこのように違和感(こちらの報道)を、感じているようだ!?
日本人の私も、なんら追加の文などがないと、日本で「祝・国慶節」だけの看板を見ると???と感じる。
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