中国・江蘇省(Jiangsu)塩城市(Yancheng)の化学工場で起きた爆発事故で、爆発事故現場指揮部は25日夕、新たに14人の死亡が確認され、計78人となったと発表した。
塩城市の曹路宝(Cao Lubao)市長によると、同市の病院で入院治療を受けたけが人は、25日正午の時点で566人に上り、13人が重体、66人重傷。
死亡者78人のうち、身元が判明しているのは56人で、残る22人は身元確認中だ。→CNS/AFP BBS News
爆発事故を起こした天津安化学有限公司の工場は、KSS 装置、m-hydroxybenzoic acid 装置, methanol cracking hydrogen production unit, m-phenylenediamine and o-phenylenediamine, p-phenylenediamine装置, mesitylene 装置, 2,5-dimethylaniline 装置, 3,4-diaminotoluene 装置, dimethylaminobenzoic acid 装置, M0 ( 2-Aminobutanol ) 装置, など13の製造装置 (15 製品)そして、固形廃棄物及び廃液焼却装置を動かしていた。→こちら
爆発事故を起こした天津安化学有限公司の工場は、環境汚染、公安管理に関連規制に違反したとして罰せられたこともあり、また、2018年に国家労働安全管理局から安全に関し、13項目の指摘を受けていた。→こちら(中国語)
定かでないが、かなり問題があった模様?→こちら
今回の爆発事故の原因は定かでないが、ベンゼンが漏れ、これが爆発を起こしたとみられている。
習近平指導部は特別重大事故として、中央政府の調査団を派遣。工場の関係者を拘束するなどして、原因究明を急いでいる。
江蘇省内ではすべての工場を対象に、安全・環境対策の現状などを調べる「特別監査」が始まったもようだ。→こちらのニュース
南京の化学工場もとばっちりをうけるかな?