陝西省の省都・西安はその昔、長安と呼ばれた。言わずと知れた唐の都である。西周、秦、前漢、隋などの時代も含めると、1000年の長きにわたり都となったのが西安と周辺だ。その中国随一の観光名所に、とんでもない事態が起きていた.
西安一帯の観光のハイライトは、何と言っても、延べ1億2000万人以上が見学したという「兵馬俑(へいばよう)」だろう。西安中心部から北東に約40キロ離れた地に、1987年、世界遺産に登録された「秦始皇帝陵博物院」がある。
ところが、偽兵馬俑が現れ、中国人業者が兵馬俑の模型を展示して、高い入場料を取っていたというのである。
昨年からネットで問題提起されていた。当局が1月11日夜、ついに摘発に乗り出し、「40体以上のニセ兵馬俑」が破壊された。←中新網(1月11日)、中新網(1月12日)、Yahoo News(1月29日)
さすが、中国! なんでも有りの国ですね。
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