やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

インチキ文明まがいの習慣を、人々に植え付けたのは誰か? @中国

2017-01-14 | 社会・風俗

日本でも、急いでいる人のために片側を空ける。エスカレーターの「片側空け」は全国各地でよく見かける習慣だが、実は「歩行禁止」が最新のルールだということをご存じだろうか? 
隣をすり抜ける際、荷物や体などが接触して思わぬ転倒事故を引き起こす恐れがあるためだ。だが、いったん世の中に根付いた習慣を改めるのはなかなか容易ではない。

中国では、大都市の一部で地下鉄を利用する人たちは、「立つ人は片側に寄り、もう一方は急いでいる人のために空けておく」という、エスカレーターを利用する際の基本的なエチケットを受け入れ始めたばかりだった。

ところが、最近、専門家らはこの慣行が公共の安全にとって脅威になると警告している。右側に非常に多くの人が立つことでエスカレーターの不均衡な摩耗が発生し、故障を引き起こす可能性が高まるからだ。それに、そもそもエスカレーターは歩くことを想定していないと専門家たちは指摘する。

中国共産党系の北京青年報は先週の論説で、「もし、この『文明化された振る舞い』に計り知れないほどの危険性が本当に潜んでいるのなら、ここ数年間、いんちきな文明まがいの習慣を人々に植え付けるのに費やされてきた努力と資源の全てに関し、誰に責任を負わせるべきなのか」と指摘した。⇐The Wall Street Journalなどが報じた。


この報道によると、北京や上海など都市部の地下鉄運営当局は長年、急いでいる人に左側を通過させるため、立ち止まる人は右側に寄るよう、エスカレーター利用者を納得させるのに苦戦してきた。
北京五輪(2008年)と上海万博(2010年)の両イベントの前に実施された「文明的な振る舞い」を促すキャンペーンで中心となったのは、「右側に立ち、左側を通行する」というマナーだった。

エスカレーター利用に対する懸念が明るみに出たのは、先月に南京市の地下鉄運営業者がSNSに統計を引用したコメントを投稿してからだ。この投稿によると、エスカレーターの95%で右側に重大な摩耗と亀裂があったという。投稿には「もう『右側に立ち、左側を歩く』は提唱しない」とあり、「それよりも立ち止まって手すりにつかまるべきだ」と書かれている。


日本では、2014年に、日本エレベーター協会、日本民営鉄道協会などは「エスカレーターでは歩かず、片側を空けず、手すりにつかまる」ことを呼び掛ける共同ポスターを作成している。←こちらの報道など

また、昨年中頃から、全国のJR・私鉄・空港などは、一斉キャンペーンをスタート。エスカレーターの安全な乗り方を呼びかけている。⇐こちらなどの報道

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果たして、中国では、責任の問題でなく、昔のように戻り、混雑するのか? 又は、新しいルールができ、混雑が防げるのか? 今後、どうなるかな?


 

 

 

 

 

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