やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

中国でのD&Gの炎上 その後は? <追記>

2018-11-28 | 社会・風俗

イタリアのファッションブランド・ドルチェ&ガッバーナ(D&G)による「中国侮辱」騒動は大きな反響を呼んだ。

発端は、「ドルチェ&ガッバーナ(D&G)」が中国で放映したCMだった。CM動画では中国人女性がピザやスパゲティを食べるのに四苦八苦する姿を描いており、動画の内容が人種差別的との反発が広がった。→こちらの動画

さらに追い討ちをかけるように、創業者の1人が中国を批判したとされるチャットのスクリーンショットが流出した。=>(D&Gのデザイナー、ステファノ・ガッバーナさんがInstagram内のDMで、あるユーザーとやりとりした内容が11月21日にリークされた。ステファノさんが「中国は無知で汚くて臭いマフィアだ」とのメッセージを送っていた他、汚物の絵文字を使って「今後全ての国際的なインタビューでは中国はクソ(絵文字)の国だと説明するね」と発信するなどの行動を取っていた)

これらを受け、ファッションショーに出演する予定だったメインゲストの中国人俳優がショーの出席を辞退。D&Gと契約していたタレントがブランドとの契約解消。ショーに招待されていた芸能人や著名人、全てのモデルが出席拒否。ショーは結果的に中止などが続いた。

D&G公式アカウントはInstagram上で「ステファノさんと公式アカウントがハッキングされている」「社内の法務部門が早急に調査している」「今回の投稿は無効な投稿ではあるが、精神的苦痛を与えたことに対して遺憾に思う」「われわれは中国と中国人を尊敬している」とのメッセージを投稿。さらにステファノさんも同日に同様のメッセージをInstagramに投稿しつつ「Not Me」と書かれた画像を添付し、リークされたメッセージが自分のものではないとアピールしましたが、後の祭り→詳しくはこちらの報道。


「中国の主なショッピングサイトでD&G商品の掲載取りやめが相次ぎ、オンラインでの販路がほぼ絶たれた状態になってしまった。」

影響を考慮し、白旗をあげ、ブランドの創立者であるドメニコ・ドルチェさんとステファノ・ガッバーナさんが世界中の華人に向けて謝罪する動画を公開した。 

こちらの動画


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 謝罪動画は世界中に広がったが、ほとぼりは冷めていない。

ニューヨークでは、謝罪が足りないと。→こちら

 中国人だけでなく、日本人、韓国人まで巻き込んでいるようだ。→日本人の巻き込み報道、 韓国人の巻き込み報道

この騒動を利用してかどうかは、定かでないが、D&Gの現在のライバルであるルイ・ヴィトンが存在感を示しており、同社も最近上海で展覧会を開いたと伝えた。会場で陳列されているトランクの中には中国の文房四宝や骨董品の茶杯なども飾ってあり、展覧会を中国文化と西洋文化をミックスさせたものに仕上げているという。「ルイ・ヴィトンの宣伝文句は実にすばらしいと言わざるを得ない。ネットユーザーからも続々と称賛の声が上がっており、ブランドの知名度が広がることとなった」とする一方で、「ルイ・ヴィトンのしぶとさは半端ではない」と皮肉るネットユーザーの声も聞かれた。→こちらの報道

 

騒動の発端となったイタリアでは、ほとぼりはすぐ冷めると見込んでいるが、本当に、中国の不買運動はすぐ終わるだろうか? 

 

<追記>

再炎上している報道もある。→こちらのRecord Chinaの報道

騒動は創始者のデザイナーが謝罪したことで一旦は収束しかけたが、中国のネット上で最近、「D&Gが謝罪を撤回した」「創始者が中国製品ボイコットを呼びかけた」などとする情報が伝えられ、再び物議を醸しているという。 

 

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中国ホテルでは衛生管理ができていない!?

2018-11-20 | 社会・風俗

今年初めに、地元テレビの報道をベースに、各種の報道が、中国・黒竜江省の五つ星の外資系ホテル3社において、トイレ掃除用のブラシでバスタブを掃除していたり、また、河南省鄭州市でも、便器を拭いた雑巾でグラスを拭くなど、1枚の雑巾で、トイレから床掃除、コップなどの食器洗いなどを行っていたことが報道していた。

黒竜江省の問題のホテルはシェラトン、シャングリラ、ケンピンスキーホテルで、地元テレビが客室に仕掛けた隠しカメラが従業員の清掃の様子をはっきりととらえていた。→こちらなどの報道

清掃の実態が放送されたあと、いずれのホテルも、地元政府の衛生管理部門から厳重注意を受けたという


このほど、同じ問題が、1人の宿泊客によって暴露された。問題の動画を微博に投稿したのは「過去6年間、ホテルを『家』としてきた」という男性だ。これまで5つ星ホテルやハイグレードのホテル147軒に泊まっており、「恐らく中国のホテルに最も多く滞在した人間」を自称する。

ホテルの洗面所に隠しカメラを設置して客室清掃係が作業する姿を捉えるというやり方で、暴露されたのは10軒以上。

上記の黒竜江省五つ星ホテルと同様に、汚れた雑巾でコーヒーカップを拭いたり、鏡、洗面台、便座、グラスを拭くのに同じ雑巾を使い続けたりするなどの姿が映し出されている。→こちらの報道 (動画あり)

動画と共に告発されたホテルは、シャングリラ、シェラトン、コンラッド、リッツ・カールトン、フォーシーズンズなど国際的な5つ星ホテルばかり。ホテル側は事実関係をほぼ認めて謝罪し、北京や上海では衛生当局が立ち入り検査を始めた。→こちらの報道

日本の テレビでも、この報道が取り上げられ、11月18日の報道では上海からの便で帰国した人達にインタビューしていた。→11月19日フジテレビ 特ダネ11月17日 ANN NEWS


海外の報道でも、話題となっている。→ABC Newsなど

この話題は世界中に知れ渡ってしまいましたね。

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ちなみに、私が長期滞在していた南京の四つ星ホテルでは、見ている限り、掃除道具は別々のものを利用しており、コップは洗浄されたものと取り換えており、その場で洗うことはなかった。

万が一を考え、使ったタオル・バスタオルは、利用できないように、わざとビチョビチョにして、利用不可にして、置いておいた。


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在中日本人 5年連続減少

2018-11-14 | 政治・経済

2012年(平成24年)9月の反日デモ激化で、多くの在中国日本人が帰国した。

それから1年――。今も現地に住み続ける日本人たちが語った、中国の現実、中国人の本音、そして日中関係の行方。→これら内容を書いた在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由」と題する本が出たりした。

この時は、現に、私も南京で忙しくしており、半日デモも体験した。でも、まだ在中日本人が5年連続で減るとは予想はしてなかった。


今年も外務省から、恒例の海外在留邦人数統計統計が8月31日付けで発表された→こちら (平成29年10月1日現在の数値までしか含まれていない) 


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 これによると、中国経済が伸びており、在中国日本人の数は、増えるかと思いきや、逆に、2012年(平成24年)には150,389人だったのが、2017年(平成29年)には124,162人まで連続して減少している。(-17.4%)

上海にはその約半分が住んでおり、2013年(平成25年)には、平成24年と比較して-18.4%の64,317人に減った。同様に、その後も約3%ずつ減っており、2017年(平成29年)には、56,690人まで減少している。 


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 中国メディアなども、5年連続して減少していると報道しており、反響は大きいようだRecord China

尖閣デモの影響もあるが、中国の人件費が上昇し、日本企業が続々と生産拠点を東南アジアへと移転していることも原因の1つであるとし、シフト先のタイ在住の日本人の数が17年までの5年間で, 逆に31%増加したことを伝えている。→Searchinaの報道

でも、要因は上記以外にもあるようだ。外国人の居留ビザ取得が困難になったのも、影響しているようだ。他にもあるようだ→こちらの報道

今後はどうなるのだろう??? 難しい予想ですね。

 

 

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日本のハイテクが存在感 中国国際輸入博覧会

2018-11-07 | 政治・経済

上海で第1回中国国際輸入博覧会が開催された。(5~10日)

中国の内需拡大の取り組みの一環として始まった輸入に特化した総合見本市だ。中国は、米国との貿易戦争を招いた輸出主導の成長モデルから内需主導への移行を進め、輸入国としての自国ブランドの再構築を急いでいる。

先端設備から日用品まで、いくつかのブロックに分かれた会場、172ヶ国・地域・国際機関が参加し、企業3600社あまりが出展し、展示面積は30万平方メートルに達し、国内外のバイヤー40万人以上が商談や買い付けに訪れるという。このように規模が大きいため、会場となった上海国家エキシビションセンターの2階に設けられた契約調印ホールは予約でいっぱいになり、担当者は残業を余儀なくされ、この貿易の一大イベントの熱気を物語るエピソードの一つとなっている。

習近平主席も5日に見学に訪れ、国家貿易投資総合展の展示ホールでハンガリー、エジプト、英国、チェコ、ケニア、エルサルバドル、ドミニカ、ラオス、グルジア、ベトナム、パキスタン、ロシアの展示エリアを見学し、各国の経済・貿易発展の成果と特色と優位性ある製品について説明を受けた。

習主席は「各国の展示品は種類が豊富で、それぞれ特色がある。各国が中国国際輸入博覧会への参加を契機にビジネスチャンスを見つけ、協力を強化し、自らの競争力を高め、良質な製品の対中輸出を通じて、中国市場を豊かにし、日増しに高まる中国人消費者の多元的ニーズを満たし、互恵・ウィンウィンを実現することを希望する」と述べた。→人民網などの報道

習近平国家主席の上海訪問に合わせ、4、5日は地下鉄や高速道路などの利用が規制された。→上海の混雑模様(中国語) また、大気汚染対策で、市周辺の工場は操業がストップしている。と→毎日新聞などの報道

日本からの展示コーナーには訪問しなかった模様。

日本からは、拡大する中国の中間層を取り込もうと400社余りが出展。2位の韓国の倍以上の出展数で、会場内で日本勢の存在感を見せている。

 

先端分野での勃興を狙う中国がハイテク産業振興策「中国製造2025」で重点分野に掲げる人工知能(AI)や工作機械、産業用ロボットなどが展示されるインテリジェント・ハイエンド機器のエリアには、欧米や日本企業が中心に出展している。→産経Bizなどの報道

新華網報道の写真集→こちら


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トヨタも今、話題のe-Paletteを展示した。Conceptがすごいですね。

 

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長江バス墜落事故の映像

2018-11-02 | 乗り物

 

中国南西部の重慶市で、路線バスが橋から落下し、15人が死亡した事故。運転手と乗客のトラブルが原因だったことが、わかった。10月28日、橋から50メートル下の長江に落下した、路線バス車内の事故直前の様子を映した映像がネットに上がっている。恐ろしいですね。→こちらの映像


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また、中国の江西省新余市渝水区の道路で、車のサンルーフから身を乗り出した少年が、高さ制限バーに衝突し死亡する事故が10月28日に発生した。

車を運転していたのは区内にある中学校の教師で、亡くなった少年の両親の同僚。中学の校長は、「車を運転していた教師と少年の両親は仲の良い友人で、当日一緒に出掛けその帰りに事故が起きた。少年は小さいころから当該教師の車に乗るのが好きで、事故当時両親は別の車に乗っていた。現在、車を運転していた教師と少年の両親が解決に向け話し合いを続けている」と語っている。こちらの動画もネットに上がっている。動画を撮影したのは見知らぬ人物で、事故の詳細について警察が調べを進めていると。→こちらの動画

 

 

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