やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

日本人はもういらない。中国が4月から始める外国人ランク

2017-01-07 | 政治・経済

3分類

中国に居る日本人駐在員たちはパニック状態らしい。その原因は、この4月1日から始まる「外国人を選別する極めつきの制度」だ。この”中国情報(チャイナ)”でも、多くの人がブログに書いている。

昨年11月に外国人の管理を担当する国家外国専家局の「外国人来華工作許可工作小グループ」が、世界に例を見ない制度を、突然、発表した。

それは、中国に居住するすべての外国人を、Aランク(ハイレベル人材)、Bランク(専門人材)、Cランク(一般人員)に3分類するというものだ。

― Aランクの外国人は、居住地域に明るい未来をもたらす優秀な人材のことで、居住を奨励する。

― Bランクの外国人は、国内市場の需給や発展に応じて増減させていく人材のことで、居住を制御する。

― Cランクの外国人は、臨時的、季節的、及び技術を伴わないサービス業などに従事する外国人で、今後は国家政策に基づきながら、居住を厳格に制限していく。

下の表が、中国政府が出した評価基準である。加算方式の120点満点で、85点以上ならAランク、60点から84点まではBランク、そして60点未満がCランクに分類される。

資格と基準表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これを基に自分の点数を予想してみよう。

 

Cランクなら、4月以降に、追放されしかねない。

特筆すべきは、その他の学歴で、早稲田や慶応を卒業していても、「0点」、企業では、トヨタ自動車(フォーチュン8位)、ホンダ(同36位)、日本郵政(同37位)、日産自動車(同53位)、NTT(同60位)など以外で「0点」だ。 

語学でも、中国教育部が主催している「中国語水準試験」(HSK)は、大半の日本人駐在員にとっては、馴染みのないものだ。一般に中国の日系企業では、公用語は日本語で、国際交流基金が主催する「日本語能力試験1級」を取得した中国人たちが働いているからだ。

この制度では、日本人はもういらないと言わんばかりですね。納得できないですね。 

今や、中国は、「日本を必要としているのではなく、日本が中国を必要とする時代になった」と考えるようになったのではないか?

週刊現代の記事などを参考。

(注:上記の”資格と基準表”=週刊現代の記事では、”関連業務勤務年数(2年超毎年+1ポイント:最高15点、2年:5点、2年未満:0)” が含まれていないが、Kingsway Personnel Ltdによる外国人就労許可制度 、こちら簡易計算表では含まれている。当初の「国家外专局关于印发外国人来华工作许可制度试点实施方案的通知」(➡ http://fwp.safea.gov.cn/upload/PDF/001.pdf )には含まれていたので、含まれているのが正しいのであろう。)

  

 <追記>

過去にも、中国のビザ取得には、困難な問題があった。特に就労ビザには制限を加えたり、また、一律の年齢制限により、私の友人などは就労ビザが取れず、帰任したこともあった。私も同様な懸念があった。中国のビザ取得には、いろいろ問題がありますね。

➡ 弊ブログ「中国就労ビザ 取得困難!!」、「中国就労ビザ延長は本当に困難か?」、「中国VISA申請変更」、「北京市が外国人就業規制を明確化、若者と年寄りはダメ!!」、などなど 

 

 ランキングに参加中,クリックして応援お願いします!。

 

 

  

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

 

 

トップへ戻る(全体表示)

 

 

  

============================================================================================