やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

Happy Christmas!

2023-12-20 | 歴史・文化

Happy Christmas!!

近場のクリスマス イルミネーションを集めてみました。

我街の民家:

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我街の駅:

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横浜駅西口:

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シンガポールから友人が送ってくれたガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(→こちら)の写真

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10月31日はハロウィーン

2023-10-28 | 歴史・文化

2022年の韓国ソウル・梨泰院で159人の死者を出した群衆事故の影響もあり、今年のハロウィーンについて、例年以上に大勢の人が集まってトラブルや群集事故が起こる懸念があるとして、東京都渋谷区はハロウィーンに大勢の人が集まるのを防ごうと「ハロウィーン目的で渋谷に来ないでほしい」と異例の呼びかけをしている。

また、多くの人が集まる渋谷駅前の「ハチ公像」周辺を、28日の早朝から来月1日の早朝まで封鎖し始めている。→こちらなどのニュース

 

一体、ハロウィーンとは何か? いつごろから日本で流行りだしたのか?

 

ハロウィーンの起源は、2000年以上昔の、欧州の古代ケルト民族が行っていた秋の収穫を祝うとともに悪霊を追い払う宗教儀式「サヴィン祭」であると。

古代ケルトでは11月1日が新年とされており、大晦日である10月31日には先祖の霊が家族に会うために現世に戻って来ると信じられていた。

しかし、先祖の霊だけでなく悪霊も一緒にやってきて悪さをするとも考えられていたため、サヴィン祭では仮装や焚き火を行い、悪霊を追い払っていたと。

その後、ケルト民族はキリスト教化していくが、祝祭の習慣は残り、キリスト教会が11月1日をAll Hallo(諸聖人の日)と定めたことから、その前夜をAll Hallo Eveと言うようになり 、そこからハロウィーンと呼ばれるようになったと。→ハロウィーンWikipedia

19世紀になりアイルランドおよびスコットランドから大量に移民がアメリカへ到着し、ハロウィンが本格的にアメリカで定着しはじめた。

太平洋戦争後、米軍関係者が住む地域においてアメリカの風習としてハロウィーンが、日本に持ち込まれることがあったものの、各地のイベントでハロウィーンにちなんだ仮装が導入されるようになったのは1980年代以降になってからのようである。

特に、1990年代半ばの時点からハロウィーンの商業利用が盛んになりつつあったと。夏休みとクリスマスの間の販促イベントの材料としてふさわしかったのだろう。

1990年後半の例:ディズニー・ハロウィーン→こちら。 カワサキハロウィーン→こちら

 

横浜の街でも、今年も、ハロウィーンのイべント(→こちら)で盛り上がっており、私が住んでいる街でも、ハロウィーン飾りをあちこちで見かける。

毎週、出かける市民プールでの飾り:

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私が住んでいる街の花屋の飾り&商品:

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三星堆遺跡

2021-06-02 | 歴史・文化

1993年から1995年にかけ、中国・成都市に滞在した折、当時はまだ、成都市内の人民南路沿いにあった四川省博物館を訪れたりしていた。その折、展示品の中で、異様に飛び出た目(縦目)を持つ巨大な青銅の獣面に出会った時の強烈な印象を今も覚えている。

これら神秘的な、独特の器物からなる三星堆遺跡出土品から漢民族のものとは異なる独自の高度文明(古蜀文明=古代四川文明)が四川にあったことを学んだ。それ以来、この謎に包まれた出土品 、その後の発掘、研究成果が気になっていた。

 

三星堆遺跡、発掘について何回か書いた。→こちらの弊ブログなど

j三星堆遺跡の関する写真等は、こちらのWIKIPEDIAサイト、又は、こちらの東海大学の先生のサイトなどで見ることができる。

三星堆遺跡出土品は、現在は1997年に完成しオープンした三星堆博物館に展示されている。→三星堆博物館のサイト

 

大きな発掘作業はここ34年間はなかったが、この度、「2019年11月から2020年5月までの間に、三星堆文化の祭祀の遺跡である新規「祭祀坑」6ヶ所で発掘が研究が行われ、出土した黄金仮面の遺物、鳥形の装飾品の破片、金箔などの重要文化財は500点を超える。」と成都市で開かれた「考古中国」重大プロジェクト作業進展報告会で報告された。→こちらの中国網報道 AFP報道 新浪科技報道(中国語)など(驚くべき発掘物の写真が見れる)

 

新規「祭祀坑」6ヶ所とは、初期(1986年)に発掘された1号抗・2号抗付近に位置する。→こちらの報道(中国語)

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最近の報道をリストアップしてみよう:

三星堆遺跡 文化財千点あまり新たに出土→こちらのAFP報道(主に8号杭に関する動画)

祭祀坑6基から重要出土品千点余り発見→こちらのAFP報道

三星堆遺跡で「青銅製頂尊人像」を発見→こちらのAFP報道

この「青銅製頂尊人像」は下記3号杭の全景写真の最下部の象牙の下から発見された。

3号杭の全容:壺や象牙が多くみられる。

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三星堆遺跡で最大の絹の残留物見つかる→こちらのRecordChina報道

この絹は8号杭で見つかったもので、青銅器のかけらに付着していた。その絹の組織が極めて鮮明で、大きさは1,8×0,9cmと、現在までに三星堆遺跡で発見された絹の残留物の中で最も大きいサイズと

三星堆遺跡で初となる「ひざまずき横を向いた人」の青銅像が出土→こちらの人民網報道

三星堆遺跡の「祭祀坑」から出土した象牙の謎に迫る→こちらの新華網報道

無数の象牙が遺跡から発見されているが、現在の成都平原には象は生息していない。これほど大量の、はるか昔の象牙は、はたして時世の激変や気候変動によって残された本土のものなのか、それとも他国との貿易によって輸入されたものなのか? 興味深いですね。

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三星堆文化は紀元前3000年~1000年の時代のものと言われており、謎が多く、興味深いですね。

 

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三星堆遺跡 新規発見!

2021-03-24 | 歴史・文化

1993年から1995年にかけ、中国・成都市に滞在した折、当時はまだ、成都市内の人民南路沿いにあった四川省博物館を訪れ、展示品の中で、異様に飛び出た目(縦目)を持つ巨大な青銅の獣面に出会った時の強烈な印象を今も覚えている。

これら神秘的な、独特の器物からなる三星堆遺跡出土品から漢民族のものとは異なる独自の高度文明(古蜀文明=古代四川文明)が四川にあったことを学んだ。それ以来、この謎に包まれた出土品 、その後の発掘、研究成果が気になっていた。

三星堆遺跡は、成都から北へ約40km、広漢市の郊外にある成都平原の西北部、沱江の支流のひとつである鴨子河の南岸に位置する。→こちらの地図

現在は三星堆遺跡出土品は、1997年に完成しオープンした三星堆博物館に展示されている。→三星堆博物館のサイト

→三星堆遺跡の関する写真等は、こちらのWIKIPEDIAサイト、又は、こちらの東海大学の先生のサイトなどで見ることができる。

 

大きな発掘作業はこの34年間はなかったが、この度、「2019年11月から2020年5月までの間に、三星堆文化の祭祀の遺跡である新規「祭祀坑」6ヶ所で発掘が研究が行われ、出土した黄金仮面の遺物、鳥形の装飾品の破片、金箔などの重要文化財は500点を超える。」と成都市で開かれた「考古中国」重大プロジェクト作業進展報告会で報告された。→こちらの中国網報道 AFP報道 新浪科技報道(中国語)など(驚くべき発掘物の写真が見れる)

新規「祭祀坑」6ヶ所とは、初期(1986年)に発掘された1号抗・2号抗付近に位置する。→こちらの報道(中国語)

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5号杭で出土した黄金仮面:

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修復された黄金仮面 (修復作業中の映像→こちら

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3号杭で出土した青銅の竜:

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3号杭の全容:壺や象牙が多くみられる。(上記の竜が下記写真の左下部に写っている)

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さらなる報告が出てくるのが楽しみだね。

<追記1>

新規発掘されたものの一般公開が5月18日からなされるようだ。→こちらの人民網報道

 

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日中韓首脳会談

2019-12-25 | 歴史・文化

安倍晋三首相と中国の李克強首相、韓国の文在寅大統領による3カ国首脳会談が24日午前、中国内陸部の四川省成都市で開かれた。また、これに合わせ、日韓の首脳会談も行われた。日韓首脳会談はニューヨークでの国連総会出席に合わせて会談を行った2018年9月以来、約1年3カ月ぶり。 果たして、大きな成果は出たのだろうか?→こちらなどの報道 こちらの新華網の報道など、成果文書の発表

また、安倍晋三首相は24日午前、中国の四川省成都で開かれた「日中韓ビジネスサミット」に出席した。成都が「三国志」で有名な蜀の首都だったことを踏まえ「(日中韓)3カ国は三国時代の魏、呉、蜀ではないので、相争う者ではない。共に協力し『新しい三国時代』を築きたい」と呼び掛けた。

また、午後には、杜甫草堂博物館にて「日中韓協力20周年記念式典」に出席し、記念の植樹も行った。→こちらの報道

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 この杜甫草堂ですが、1993年から1995年にかけ、日本ー成都を頻繁に行き来することがあった。また、2003年にも、久しぶりの訪問・滞在した。この折も、思い出の杜甫草堂を再訪したので、綴ってみよう。

杜甫草堂(Dofu Caotang)

杜甫といえば詩聖として,李白と並び称される唐代の大詩人です。彼が生存中は詩人として有名でなく、生活は貧しいものだったようです。

44歳の時。皇太子の御殿を守護する兵が使う、兵器庫を管理するというものでした。下っ端ながら中央官僚となり、安定した生活を手に入れられるはずでしたが、直後に「安禄山の乱」が勃発。反乱軍に捕まって幽閉されてしまいます。この幽閉生活中に詠んだ詩が、彼の代表作となる「春望=国破れて山河ありーーー」です。

約1年後に脱出した杜甫は、新たに即位した皇帝、粛宗に仕えますが、1年ほどで左遷され、辞職。「安史の乱」を避け、乾元二年(759年)12月、杜甫は長い苦しい旅の末に成都にたどり着いた。

ここで杜甫は、友人の高適や親戚の杜済などにも会い、友人の援助を受けて、錦江の西、浣花渓(かんかけい)のそばに空地を得て、茅ぶきの家(草堂)を設けます。これが今日の杜甫草堂の始まりです。  

 

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写真上:「花径」という言葉は杜甫の詩「客至」の「花径不曽縁客掃、蓬門今始為君開、」(花の咲く小道は、客がないので掃除もせず、粗末な門を、今貴方のために開くのです。)から来ています。 下:杜甫像      

後年、成都の長官・厳武の後押しで役人(検校工部員外朗という官職->杜工部とも呼ばれるゆえん)となったが、性にあわず辞めています。当時の杜甫の生活ぶりは、厳しいものであったようで、その様子は彼の詩からもみられます。しかし、とにかく流浪の旅を続ける杜甫にとって、この草堂は、心休まる場所だったと思います。このころの詩には、自然を歌詠した、愛すべき絶句があります。これは従来の彼には見られなかったものです。

現在の杜甫草堂は、杜甫の詩からは想像も出来ないほどの立派な公園になっている。宋代に居住跡に祠堂が建立され、以後、明と清の時代に13回もの修復がなされ、現在の規模になったのは、明の弘治十三年(1500)及び清の嘉慶16年(1811年)の大規模改修といわれてます。

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写真:清代に立てられた石碑「少陵草堂」

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写真:茅屋  

藁葺きの屋根があり、中に「少陵草堂」いう清代に立てられた石碑が見えます。「少陵」とは杜甫が以前に住んでいたところの地名です。杜甫がよく詩の中に「杜少陵」「少陵野老」と自称していたことから「杜甫草堂」は「少陵草堂」とも呼ばれております。その屋根となっている藁葺きは当時の杜甫の家の茅葺きと同じにするよう造られたもので、石碑と一緒に「杜甫草堂」のシンボルとなっています。

765年(54歳)に草堂を去るまで、成都で、約4年暮らしました。その間、生涯に渡っての詩の六分の一にあたる240余りの詩を書いたそうです。その中の有名な詩を紹介します。

春夜喜雨  春夜雨を喜ぶ  上元二年(七六一)の春の作と言われてます

好雨知時節   好雨 時節を知り

當春乃発生   春に当たって乃ち発生す

隨風潜入夜   風に随いて潜に夜に入り

潤物細無聾   物を潤して細にして聾無し

野径雲倶黒   野径 雲と倶(とも)に黒く

江船火獨明   江舶 火ひとり明かなり

暁看紅濕處   暁に紅の濕(うるお)う処を看れば

花重錦官城   花は重し錦官城    


よい雨はその降るべき時節をよく心得て、春になるとともにふり出して、 万物生育のはたらきを始める。

雨は風につれて忍びやかに夜に降りつづき、 細かに音もなく物を潤している。

野の小みちは、垂れさがる雲とともにまっ黒で、 江上の船のいさり火だけが明るく見える。

夜があけて見るならば、紅の色が雨にぬれて、 錦官城には咲き満ちた花がしっとり重くぬれていることであろう。

 

韓国の文在寅大統領が、この詩を引用し、中国の李克強首相に対し、「良い雨は季節を心得ている。 両国間の新しい関係の発展を実現することが、「良い雨」となることを期待しています」と。→こちらの報道(中国語)

果たして?


 

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