中東を中心に流行する強い毒性の「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」に、韓国で男性(68)が感染したことが初めて確認され、29日までに妻や医師ら計10人に感染拡大した。→
5月29日NHKうち男性会社員(44)は出張のため韓国から空路で香港に到着した後、陸路で中国広東省に移動。
同省内の病院で隔離され、感染が確認された。中国での感染確認は初めて。
香港政府は29日、感染が確認された韓国人男性と同じアシアナ航空機に乗り濃厚な接触をした韓国人3人と中国人9人の計12人を強制隔離すると発表した。
航空会社によると日本人乗客はいなかった。現時点で12人全員に症状は出ていないが、今後、感染が拡大する恐れがある。
韓国内では、出国を阻止できなかった当局や病院の対応に批判が高まっている。→
5月29日産経ニュース「中東呼吸器症候群(MERS)」と言うのは、2012年に発見された「
MERSコロナウイルス」に感染することで発症し、発熱やせきといった症状が出て、重い肺炎などを引き起こすのが特徴です。
詳しい感染経路は分かっていないが、ラクダが感染源の1つと考えられている。
ヒトからヒトへの感染は、二次感染対策などが整っていない医療機関の中や家族の間などで起こる可能性が指摘されている。
WHOによると、サウジアラビアなど中東の国々を中心にこれまでに1139人の患者が確認され、このうち、およそ37%に当たる431人が死亡していると言う。
中東以外でも、アメリカやイギリスなどの欧米の先進国でも患者が確認されているほか、アジアでは、これまでにマレーシアやフィリピンで患者が報告されている。
日本ではまだ確認されていないが、遅かれ出て来ると思われる。
どうすれば、良いのだろう?==>
厚生労働省のQ&Aを見てみよう
1)主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。
MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。
2)現在、MERSに対するワクチンや特異的な治療法はありません。患者の症状に応じた治療(対症療法)になります。
3)旅行中の注意
現地では、こまめに手を洗う、加熱が不十分な食品(未殺菌の乳や生肉など)や不衛生な状況で調理された料理をさけ、果物、野菜は食べる前によく洗う、といった一般的な衛生対策を心がけてください。
咳やくしゃみの症状がある人や、動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避けましょう。 咳、発熱などの症状がある場合は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケット([1]マスクをする、[2]咳・くしゃみの際はティッシュペーパーなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむける、[3]使用したティッシュペーパーはごみ箱に捨て、手を洗うなど)を実行しましょう。日常生活に支障が出る程の症状がある場合は、医療機関を受診してください。
4)旅行後
帰国時に発熱や咳などの症状がある方は、空港内等の検疫所へご相談ください。 帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状がみられ、最寄りの医療機関を受診する際は、事前に医療機関に連絡の上、中東地域に滞在していたことを告げてください。
症状がある間は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケットを実行してください。
まったく、お手上げですね(-_-;)
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