![徐建一](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/8d/fe86107e8a626c2246a29ddd8490c64e.jpg)
具体的な容疑は公表されていないが、国有大手の現役トップが当局の調査を受けるのは異例だ。
第一汽車と合弁を組む独フォルクスワーゲン(VW)やトヨタ自動車の中国戦略に響く可能性もある。
ただ、第一汽車を巡っては昨年夏に党が検査委内に置く調査チームの「巡視組」を派遣し、徹底的に汚職などを調べていた経緯がある。
これまでに合計150人もの幹部が取り調べを受けたとされ、政府高官ポストに相当する董事長職を務める徐氏へも調査が及ぶかどうか注目を集めていた。
徐氏は、南京の籍で、1975年に吉林工業大学卒業後、技術者として第一汽車に入り、総経理や董事長など重要ポストを歴任した。
1998年9月には、私がかって居たオランダ・マーストリヒトにある、マーストリヒト経営管理大学の総合戦略的管理学課修了している。
VWとの合弁会社幹部を務めた経験もあり、VWが中国販売のシェア首位にのし上がる「立役者」になった人物だ。
全国人民代表大会(全人代)の吉林省代表(議員に相当)も兼務し、自動車業界に対する規制や産業政策にも大きな影響力を持っていたとされる。
党や政府幹部との汚職の疑いが指摘されている。徐氏は失脚した元最高指導部メンバーの周永康氏と近く、周氏の親族へ高級車「アウディ」販売店の出店権利を巡って便宜を図った疑いがあるとの見方が出ている。
←3月15日日本経済新聞
習近平指導部の汚職摘発キャンペーンの一環とみられ、既得権益層である国有企業にもメスを入れる姿勢を示している。
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