アメリカ司法省は、中国人民解放軍の将校5人がアメリカを代表する企業のコンピューターに違法に侵入して情報を盗み取ったとして、5人を産業スパイなどの罪で起訴した。
起訴されたのは、上海に拠点を置く中国人民解放軍の「61398部隊」に所属する5人の将校です。
アメリカ司法省によると、5人は2006年頃から先月までに、大手原発メーカーの「ウェスチングハウス・エレクトリック」や大手鉄鋼メーカーの「USスチール」をはじめとする6つの企業などのコンピューターに違法に侵入し、情報を盗み取ったとして、産業スパイなど31の罪に問われている。←5月20日NHK
起訴を受けて、FBI=連邦捜査局は、5人の名前と顔写真をホームページ上に載せて情報の提供を呼びかけており、アメリカ政府は今後、5人の身柄の引き渡しを中国政府に求めるものとみられる。
一方、中国外務省は談話を発表し、「アメリカによるねつ造だ」と反発したうえで、「アメリカがインターネットを通じて海外の首脳や企業に関する情報を盗んでいたことは世界各国から非難されている」と反論している。
司法省当局者によると、アルコア やアレゲニー・テクノロジーズ、USスチール、東芝傘下のウェスチングハウス(WH)、独ソーラーワールドの米子会社、鉄鋼労働組合が攻撃の対象となった。
米当局者は被害の推定額については言及を避けたが、「著しい」規模とした。←5月20日ロイター
最近は中国が騒動の発信地となることが多いようだ。さて、この騒ぎはどこまで続くか?
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