ゆるゆる自然食Life

純喫茶・自然派カフェ・無添加食材等を綴っています。国内生産者さんを応援したく家ごはんは可能な範囲で国産食材を☆

大正初期創業!天ぷら 八ッ手屋(神田司町)

2024年08月18日 | JR山手線沿線・京浜東北線

2022年1月。
前回も書きましたが市ヶ谷で2週間ほど仕事があしました。
休憩時間や仕事帰りに飯田橋・小川町・淡路町・新宿三丁目・神保町で降りて学士会館などなどへ。
まだ元気だったあの頃(つい2年半前だけど)。
今の会社にバイトで入って約11年。
途中1年9ヶ月間自由が丘店を任されていた時を除いて、2014年~昨年夏くらいまで休憩時間はレトロ建築を探しまくり、純喫茶も東京は目ぼしい?お店はほとんど行きました。

今回アップする神田司町にある八ッ手屋さんは、なんと1914年創業の天ぷら屋さん
こちらの屋号、創業時は祖父・祖母・父・母と手が8つあったので「八ッ手屋」と名付けたそうです。

その昔、新日本橋でOLをしていた頃(本家ブログを始めた頃)神田へはたまに飲みに行っていましたが、ちょっとエリアが違いこの日初入店!
※外観撮影は何度もしているので、古い画像含む




もう「渋い」とか「趣きがある」とかいう言葉では済まされない建物



「古色蒼然」いや「経年美」、、、



大正3年の創業から110年。
木造2階建ての看板建築です。
神田司町二丁目のこちらは戦災焼失地図で見るとギリギリ焼けていないのですが、さすがに老朽化もあったことでしょうし建物は昭和31年に建て替えたそうです。
ちなみに神田司町は二丁目しかありません。



店内は帰り際に許可をいただき、撮影しました。






年月を重ねた建物にしか醸し出せない味わいがあります。



古いけど、キレイにされています。


天丼(上)
イカ、海老が2本、真ん中にいんげん、だったかな。
戦後から継ぎ足しされてきたという甘辛いタレが、かかっています。
甘辛いといっても、濃い味ではなくするする食べられて美味しいです。


楊枝入れが孔雀模様でかわいい。






座面がえんじ色の椅子がアクセントになっていて、渋さの中に彩りを添えています。



古い湯沸かし器も撮らせてもらえました。
「相当な年代物ですよ~」とおかみさん。
大事に使われているのですね!

変わってなければ営業時間は11:00~14:00
土日祝定休
東京メトロ丸ノ内線淡路町駅、都営新宿線小川町駅どちらからも近く、JR神田駅からも遠くはなく。

このあたりは銅板建築や文化財の木造建築に医院建築などなど、よきレトロ建築が点在していることで有名なのでレトロ散策する人は必ずと言っていいほど訪れます。
そんな日のランチにうってつけ。
私もほんの少しだけ2013年にアップしています→ノスタルジック東京5*神田須田町レトロ建物探訪
これ以降も何回も撮っているので、撮り直し分を早くアップしたい
閉店・解体・移転されましたがコチラも→2021年・創業昭和20年「栄屋ミルクホール」が10/8閉店

神田は西日暮里や上野秋葉原での仕事で通過はするけど、降りることが少ないのでまた機会を作って天丼食べに行きたいと思います。