我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

左近尉    日本の月探査

2009年08月07日 | 軍事

 

 

 

 

 

8月5日付・読売社説に、政府の「月探査に関する懇談会」の話に絡めての与太が載っていた。何が言いたいのかよく判らない内容である。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090804-OYT1T01185.htm

『技術的な課題を徹底的に洗い出すことが大切だ』等とは述べたものの、その課題が読み解けないのか、腹に含むものがあるので消化不良なのか、まずは汚れた頭の中を   きれいに洗い直してから出直すべきである。最終的には月に人を送り込んで調査をして、安全に地球に戻ってくるという段取りなのだが、この計画の主体が誰なのかが明確に示されていない。40年も前にアメリカはアポロ計画で月に人を送り込んで無事に回収したとなっておるが、こりゃぁ驚き桃の木サンショの木、ブルキにタヌキに蓄音機。チャラチャラ流れるお茶の水……。アメリカの航空産業の低迷ぶりを見れば、月探査の共同研究は日本独自に行わなければならないことは明々白々。彼等の宇宙開発は何処までが本当でどこから先が、法螺なのか見境が付かない。そのアメリカの腰巾着のNHKも信用がおけぬ。わざわざアポロの痕跡などに拘って、CGまで造ってのご機嫌伺いである。見通しの良い監視体制がなければ、技術的成果も盗られかねぬし、膨大な予算も私腹されかねぬ。びっくり下谷の広徳寺。

 

 

恐れ入谷の鬼子母神、びっくり下谷の広徳寺、どうで有馬の水天宮、志やれの内のお祖師様、うそを築地の御門跡」         太田蜀山人 狂歌

http://blog.livedoor.jp/ccza/archives/2006-07.html 

月探査の眼目は科学的には、有人の別天体での安全な活動と地球への無事帰還である。軍事的には決定的に突出した技術力と、実際多数の他天体観測・宇宙船を運用することによる、平和的な示威にある。恒星間飛行という膨大なエネルギーをついやす宇宙船の機関には核技術も有効。実際に日本国の惑星間飛行船の実験機関に核分裂エネルギーが試用でもされれば、隠然とした軍事的プレゼンスは他を圧する。アメリカの実体産業が崩壊の危機に瀕しているのは、あまりにも寡占を進めたが為、あまりにも頭でっかちの金庫番を配したが故の悲劇である。湯田屋などの因業乞食芝居の発生を防止するには、競争原理の導入と、研究過程の外からの検証である。CG(コンピューターグラフィックスcomputer graphics)等による誤魔化しは許してはならない。アメリカはアメリカで、ロシアはロシアで、支那は支那で独自にやればよい。支那の研究費ちょろまかしの見張りなんぞは、日本の役目ではあろう筈もない。アメリカの詐欺師とのつきあいも勘弁。日本が十噸とか二十噸とかの、”宇宙観測・実験”機器などを数多、さまざまな宇宙空間に配しておれば、武力侵攻の妄想患者もその病を寛解の閾に、留め置かざるを得ぬであろう。

 

http://ojyamamushi.blog.eonet.jp/kakuekiteisya/cat3409887/index.html

野田担当大臣が前述の懇談会で『国際貢献に役立ち、将来の産業の起爆剤になるような日本らしい月探査を議論してほしい』と話したそうだが、国際貢献とは何のことか。この『国際』と言う言葉は眉にツバを付けて吟味しないと騙される。これは米英やその周辺国のことであり、例えばイラクを侵略した国々のこと。世界経済を混乱に落とし込んだ、国際金融資本とはなんのことは無い、米英の詐欺師金融のことであり、その走狗の小鼠郎党のことである。ならばこの貢献とは技術力の風化したアメリカ等に日本の宇宙開発技術を提供すると謂う意を含むと見なされる。不用意な発言は支持を危うくする。激退潮の『国際』への配慮は村八分で干された過去の後遺症か。日本の国家的利益とは厳然として存在している。それは小泉やその露払いの橋本、太刀持ちのガマなどが幾らあがいてもそれはそれ、日本国の機能の更なる強化に資するのみである。

 


 

軍事技術の移転とは、剰余資本の移転と同じく、日本国の実体を削る。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/180981.html
財界人や学者で構成する政府の「安全保障と防衛力に関する懇談会」(安保懇)がきのう麻生太郎首相に報告書を提出した。報告書は年末に改定する「防衛計画の大綱」のたたき台になるものだ。

 集団的自衛権の容認を促し、軍事技術などの輸出を禁じた「武器輸出三原則」の緩和や「敵基地攻撃能力の保有」も検討課題に盛り込んだ。

(安保懇)の 「武器輸出三原則」の緩和は、日本の安全保障の根底を脅かすゆゆしき問題。ミサイル技術は核開発技術と並んで最大級の軍事技術である。アメリカの軍事技術=宇宙開発力の実際はよく見えん。アポロを月に運んだとされるサターンロケットは特撮映画の小道具であったのか。アポロの話はかなり疑問のある話。あの程度の月探査船のエンジンで月周遊軌道にまで上昇到達できるとは、一定の科学的見識のある人にとっては、首が曲がったままになるお伽噺ではあった。

読売新聞の社説にも、この月からの帰還に関する記述はない。日本の政治家や科学者と呼ばれる人の中には、民主や社民等の他にも国益を密かに損なうことによって外国勢力にサポートされている輩(やから)が多い。アメリカの自動車産業の崩壊過程で実際に見られる如くに、アメリカの産業技術はとことん崩壊が進んでいる。航空機の件は過日の稿で示唆されたが、宇宙開発部門でもその荒廃は見るも無惨。スペースシャトルは既に退役間近。後継機の開発はほとんどなされておらぬよう。今秋の荷役の運搬は、日本のHTVが行う。

宇宙ステーション補給機(HTV)
http://www.jaxa.jp/projects/rockets/htv/index_j.html

http://jda.jaxa.jp/jda/v4_j.php?v_id=cfbc2f760ea897b23324bbb6e3d5d9a1&mode=level&time=N&genre=1&category=1009 

 

<NASA、スペースシャトルの売却を発表 2010年の退役後に>
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2551750/3627417

日本の産業技術の発展は広い分野に広まって遂には、月探査に於いては現在時点では最先端の技術を誇れる。なれどこの研究と実績の周りには、終戦時からのアメリカの影とその狗が徘徊しておる。

それで野田氏の口から不用意に出た言葉。「国際貢献」なんのことはない。女史は守旧派で愛国派だったはずだが、油断も隙もない。守旧派はお面で真の貌はアメの天気占いか。

宇宙開発技術は極めて国防性の高い、国家機密である。アメリカの崩壊は至る所で露呈しておる。金融は皆さん既にご案内。米国の十八番の軍事も実はかなり法螺。その証拠に、宇都宮の地対艦ミサイル連隊は小泉政権の時代?に、平成21年度末に廃止が決められてしまった。この事は、この部隊が横須賀のアメリカ艦艇にとってどれ程脅威!。    その証左と言える。平和時の戦争とはこの様なもの。

http://www.nicozon.net/watch/sm3032601

  • Full Screen Play がお勧めのフル画面映像
  • 日本の宇宙ロケット開発は独自で行わなければならぬ。あからさまにそれを言えば角が立つ、誤魔化すのが政治家の役目なれば、ご苦労なこと。それを観るのは楽しみなこと。花代、線香賃は充分であろうか。

    日本は既に大きなハンディキャップを背負わされている。非核三原則と憲法九条。この上にミサイルの技術を公然と盗まれては、敵わぬ。日本独自の防衛は砂上の楼閣となる。日本には核兵器があるかもしれない。今はないがすぐにでも組み立てれば或いは短期間に製造可能。このような疑心暗鬼と最先端運搬技術があればこそ。

     

     

    http://ir-fan.cocolog-wbs.com/blog/cat5650170/index.html

    http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/i_douro/aqua/graphics/shield-j.gif 

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