日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

日本人の足を速くする

2007-06-16 | Weblog
400mハードルメダリスト為末大選手の本です。昨日深夜、本屋で立ち読み中に見つけて購入しました。

前半は走ることの技術について。「日本人が」速く走るにはという視点に納得しました。

私が中学生のとき、陸上競技マガジンなどでも、カール・ルイスのように走るにはという視点で解説がなされていました。全国の中学・高校でもも上げが行なわれていたと思います。

私が大学に入った頃には、ももは上げてはいけない、地面を押す感覚で走るという理論が出てきました。この理論が私にはすごくあっていたようで、スプリント(走力)がアップして、専門の三段跳びの記録が飛躍的にのびました。いかに今までブレーキをかけて走っていたことかと。

この為末大選手の本は、日本人と欧米人の体の違いから、日本人はカール・ルイスの真似をしてもダメと結論付けています。

「コケそうになるのをこらえて足を前に出す感じで走る」

「腹筋を中心として自分が一本の棒のようになるイメージ」
※腹筋というより、下っ腹・丹田ですね

「まるで速く走ろうとしていないように走る」

走ることに試行錯誤を重ねてきたアスリートの表現ですね。すごく沁みました。安易に表現どおりに真似することなく、よく自分で噛み砕いてから取り入れるといいと思いました。

今や私は30代前半、でも、明日の練習(趣味の陸上競技)からまた意識して走ってみたいと思います。後半は心理面の話です。新潮新書から出ています。

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