日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

住宅ローンの6月危機とは?

2009-06-13 | 住宅ローン
おはようございます。FP牛込伸幸です。

昨日、ブックオフに本を売りに行きました。

本を置くスペースは限られているので、
たまに、本棚を眺めて整理しています。

気に入った本は時間をおいて2、3回は読むことが多いです。
そのときの状況でピンと来る場所が違うんです。

なかには10回以上読んでいる本もあります。
読むことで初心に帰れる本もあります。

こうした本は本棚に残し、
それ以外はどんどん売ってしまいます。

本棚に余裕ができると、また本を読もうという気持ちが生まれますね。

■住宅ローンの6月危機とは?

昨夜のテレ東、ワールドビジネスサテライトで特集していました。

住宅ローンのボーナス払いは6月と12月に設定する方が多いようです。

ボーナスが不安定な時代ですから、
6月のボーナス返済ができない家庭が多く出てくると予想されています。
だから6月危機なんでしょうね。

私が銀行で働いていた頃、ボーナス返済には注意を払っていました。
返せなくなる兆候はボーナス払いにまず現れるからです。

今回はボーナスが不安定なことに加えて、
旧住宅金融公庫の住宅ローンの金利がアップしていることも影響します。

借り入れてから10年後に金利がアップするのですが、
今、その10年後を迎えている方は、
当初2%の金利が4%にアップします。

例えば、3,000万円・35年でボーナス返済割合50%で組んだ場合、

2%なら、月々49,689円・ボーナス月348,681円(月々+ボーナス分)
これが4%にアップすると、月々66,416円・ボーナス月466,431円

にもなります。

このしくみ、どこかで見たような?
そう、アメリカのサブプライムローンです。

かつて、日本はバブル崩壊で、まったく同じしくみでローン破綻者を
多く出しました。でも、どうしてそれでもこうしたローンを続けたのでしょうか。

今、心配しているのが金利の上昇です。
変動金利や短期の固定で住宅ローンを組んだ場合、
家計に大きな影響を与えます。

日本は長らく超低金利が続いています。
でも、アメリカはすでに長期金利が急上昇しているので、
日本もいつ金利が上がるか(正常な状態に戻るか)わかりません。

今から住宅ローンを組むなら、
全期間や長期の固定金利を選ぶか、
金利が5%程度まで上がっても返せる程度に借入額を抑えるといいでしょう。

今、返済中の方で変動か短期の固定金利を利用している場合、
金利が5%程度まで上がっても返せるような家計を作るといいでしょう。
収入アップは難しい時代ですから、支出をコントロールする方が効果的です。

また、超低金利のうちに、長期固定の住宅ローンに借り換えることもです。

いつもはのんびり書いているのですが、
今日は少し必死になってしまいました。

まだ、対策が打てるうちに、安心できる体制ができるといいですね。

今日は保育園の授業参観。楽しみです。

牛込伸幸FP事務所
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