日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?

2009-06-02 | 年金・医療・介護
おはようございます。FP牛込伸幸です。

今朝はこどもたちを保育園に送っていきました。
2才次女は、おむつはここ、タオルはここ・・・と
荷物の置き場所をいろいろと教えてくれました。

家では甘えん坊ですが、保育園に行くとお姉ちゃんです(笑)。

■「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?

ニュースをわかりやすく説明してくれる細野真宏さんの本です(扶桑社新書)

日曜日、朝7時半のフジの討論番組で、
慶応大教授の権丈さんが紹介していました。

番組では権丈さんの説明がすごく説得力がありました。

年金の未納者が増えても年金制度は破綻しない。
以前、このブログでもお伝えしましたが、
受け取る国民年金の半分は支払った保険料で、もう半分は税金です。
未納で国民年金を受け取らないなら、税金分を放棄することになります。

これはもったいないですよ。
税金を放棄するだけでなく、国民年金には遺族年金や障害年金も付いています。
また、将来の物価上昇にもある程度、対応できます。

100年あんしんの年金などあるはずない。
前回の制度改正は長期的に機能する仕組みを作ったもので、
放っておいても100年あんしんなわけではない。
マスコミも政治家も100年あんしんというフレーズに飛びついた。

それはそうですよね。
年金の制度設計は人口がどうなるか?物価がどうなるか?
平均賃金がどうなるか?これらさまざまな指標を元に作るので、
指標が変化すれば当然、修正は必要になります。

文頭にご紹介した本は読みやすくて、ポイントを抑えていて、
面白かったですよ。

牛込伸幸FP事務所
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