日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

年金改革

2007-06-30 | Weblog
朝5時に目が覚めたので新聞を読みながらストレッチしたり、みのもんたのニュースをみたりしていました。

国会はようやくメドがついたようです。強行採決という言葉は好きではありませんが、今回の安倍さんのは、ちとヒドイと思いました。小泉さんは闘っていましたが、安倍さんは無視を決め込んでいますね。数があるから無視して採決しちゃえみたいな。今回のは強行採決といわれても無理ありません。

年金の部分では民主党に分がありました。長妻議員らの追及がなかったら、年金事務の不手際はうやむやにされていたことでしょう。

ここで勝手ながら私の年金改革案を・・・

■事務は金融機関に委託して、個人別勘定に

システムが発達した時代ですから簡単なことです。401kのシステムをそのまま使えばできてしまいます。集めた保険料は加入者ごとに口座番号をつけて、その口座に入れて管理します。

個人別の口座に入れておけば、転職したり、結婚して退社したりしても、記録が消えてしまったり、宙に浮くことはありません。加入記録とお金をセットで管理するんです。

現在は加入記録は管理するけど、集めたお金は一つのどんぶりの中に入れるというしくみです。これまで、一つのどんぶりに入れるから、勝手に役人がグリーンピアみたいのをつくると批判されていましたが、加入記録までずさんでした。

でも、もう現状は変えられません。文句を言ってもはじまらない状況にまで来ています。加入者は自分の記録は自分で確認する、役所はそれに対して良心的・積極的に対応する、しかありません。

■集めた保険料は年金の給付に、事務運営の費用は税金で

投資信託と一緒です。集めた保険料はこんなものに投資して、今年の運用成果はこうでした。と、定期的に報告してもらいます。当たり前過ぎますが。

運営コストは税金から出した方がチェックが働くでしょう。すでに年金教育の予算を勝手に組もうとする動きがあるようです。このままいくと、各県に年金普及センターみたいな箱物が建つことになります。年金に限らず、あちこちにこの普及センターみたいな箱物があります。あれ、みんな天下り先の確保ですから。

また、機会があったら、年金制度自体について書いてみますね。

PS.今回の記録管理は確かにひどい話です。でも、昔は記録の管理を紙でやっていて、それを入力し直して・・・とミスがない方がおかしいような。会社の退職金を出すときも、過去の記録がわからなくて、えいやっで出すこともあるとか。また、401kに移行するときも、やはり過去の記録がなくて、とあるようです。

何がいいたいかというと、ここで立て直して、いい制度にしたい!ということです。