道路特定財源さっそく・・・

安倍内閣の方針にさっそく自民党内から抵抗がおきました。
（最近は抵抗勢力っていわないんですね）

特定財源とは・・・

道路特定財源を例にとります。車の使用者から集めた税金は車のため（＝主に道路）に使おう。いわば紐（ひも）付けされた財源のこと。例えば、揮発油税（ガソリンにかかる税金）、自動車重量税（車を買ったとき）、自動車税（車を保有するとき）など。

理屈にはあってますよね。でも、運用がうまくいきません。まるで旧ソ連の特権階級のようです。道路特定財源に族議員（道路族）と建設業界（道路を作る）、自動車業界が群がって、やりたい放題。

このお金の流れを断ち切ることが安倍内閣の狙いです。郵政民営化と構図はすごく似ています。でも、郵政族より道路族の方が数段手ごわいと思います。

焦点は揮発油税を含めて一般財源化するかどうか。ちなみに揮発油税は道路特定財源の８割を占める。ってことはこれが一般財源にならなかったら、完全に改革案は骨抜き。

こんな視点でニュースを見ると、発言者の立場・意図がよく見えてきますよ。