そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

12月23日(水)~24日(木)別所温泉へ

2015年12月24日 | 公開

  校長を退任した慰労?にと戴いていた旅行券をようやく行使して、家族で信州の別所温泉へ行った。学期途中なので、退任の送別会を謝絶したため、事務方がお渡しするのを忘れていまして…と現校長から手渡されたのが、退任1年後だった。まあ、最短の1期しかやっていないからか、そんなに大きな額ではない。別所温泉を選んだのは、あのあたりは少し土地勘があり、また新幹線が校長を務めていた高校のすぐ脇を通るので、御礼に手を合わせて拝めるから…という理由は、本当である。

  上田に着いて、なにはさて措き「刀屋」へ。

  別所温泉での宿泊は「花屋旅館」。18年ぶりで、舅殿が存命であったなあと、往時をなつかしく思い出す。

  心配した雨は夜の間に通り過ぎ、別所温泉で観て回るところというのは、決まってくる。クリスマスイブの日に寺回りとは、観光客僅小で、まことに風情があった。安楽寺では、アカギ材の安楽杖を購入。18年前は竹のを買ったが、アカギのも欲しかったのである。

  さて、目当てにしていた蕎麦屋が、なんとなんと休みで、予定よりかなり早く上田へ戻る。新幹線の時刻まで2時間あり、昼食は駅前の老舗鰻屋に入ったが、これが大正解。朝鮮人参の天麩羅を頼んだら、ほくほくして美味しかった。やはり旅先では、当地ならではの珍しいものをいただきたい。

  クリスマスイブなのに夜は編集会議で、現校長にお会いするから、駅前通りの食材店で朝鮮人参を買った。鰻屋のつきだしに出た煮豆も美味しくて、聞けば「くらかけ豆」というから、これも同じ食材店で購入する。

  帰宅して一休みの後、編集会議へ。現校長、中国への引率出張帰りで、かなりお疲れのご様子。朝鮮人参、お役立ていただけるかも。

  帰宅して、同居人とスパークリングワインを飲んで、プレゼントを交換。コットンパールのネックレスを差し上げたが、梟のピンバッジをくだされましたわ。