そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

12月9日(水)「yokogumo」さんのガラス展

2015年12月09日 | 公開

 会議が2つあり、2つめが結構長引いて、終わったのが13:30。昼食は神楽坂下の「志な乃」でごぼう天蕎麦を食った。このお店、最近、K教授が、まだあるの?とおっしゃっていたが、しっかりと営業しておいでになる。民芸風と銘打っているとおりで、気が置けないお店なのだ。花番さんも、実にフレンドリーである。

 「yokogumo」さんを覗いた。今日からガラス展が始まる。酒盃のすてきなのがあった。大きいのと、やや小さいのと。しばらく手まさぐりしていたが、やっぱり小ぶりのほうがいいやと、思い切って頂戴する。

 

 ガラスの塊の上の方が盃になっているというシロモノだが、重さが実に…ぴたっとくる。存在感というか、こういう盃があってもいいと思った。

 帰りに魚屋を覗けばサルボウがある。1ネット買ったら550円だった。さっそく殻蒸しにして、そのまま晩酌の肴に…。

 酒盃に1988年仕込みの古酒を注げば、得も言われぬ風情である。もう人生のかはたれ時、この歳にいたると、たくさんの飲み食いはいたしかねるが、美味しいものを少しだけ、気に入りの器を使っていただくのが、仕合わせと思うのだけれども、如何。