史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

馬籠

2015年06月06日 | 岐阜県
(馬籠宿)


中山道馬籠宿

 馬篭宿は木曽十一宿の一つで、美濃との国境に位置する。急な坂道の両側に石を積んで家を建て、宿場の中心地に本陣、脇本陣、問屋などが置かれて大名行列や旅人の宿泊に備えられていた。


恵那山

 高札場の上に広場があり、展望が良い。島崎藤村が小説「夜明け前」で描いた恵那山を臨むことができる。遅ればせながら「夜明け前」を読もうと思う。


馬籠宿

(藤村記念館)


藤村記念館


島崎藤村像

 馬籠宿本陣は、明治二十八年(1895)の大火でほとんど焼失し、僅かに藤村の祖父母の隠居所だけが残されている。現在、本陣跡は藤村記念館となっている。馬籠宿本陣は代々島崎家が務め、幕末の当主は藤村の父島崎正樹であった。


馬籠宿本陣跡(藤村祖父母の隠居所)

(永昌寺)
 永昌寺には、島崎藤村の遺髪、遺爪とともに冬子夫人、それに夭折した三人の子供が眠る墓、さらに実父島崎正樹夫婦、島崎家先祖の墓がある。


永昌寺


島崎正樹 島崎縫子之墓


島崎家墓


中山道の石畳

 馬籠宿から妻籠宿へ至る道中には、中山道の古い石畳がよく保存されていて、自然歩道として整備されている。時間と体力があれば、南木曽駅から歩いてみるのも一興であろう。

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