(神明坂)
明治大帝駐蹕碑
土岐市土岐津町土岐口神明坂に明治天皇の聖蹟碑がある。明治大帝駐蹕碑は、野村素介の書。野村素介は長州藩出身の政治家で、元老院議官などを歴任した。書家としても知られ、全国各地に書が残されている。
萬古不滅
聖徳無窮
明治十三年(1880)六月二十九日、明治天皇が東山道を巡幸し、この地で鳳輦が三時間余りとどまったことを記念したものである。
(土岐口)
鈴木家
土岐口の鈴木家には、中山道大湫宿本陣の一部が移築され、皇女和宮の宿泊した座敷が保存されている。一般公開されていないので、外観だけで撤収。
(慈徳院)
慈徳院
明治帝御供水
明治十三年(1880)六月、明治天皇が下街道を通って京都に向かう際、高山の深萱邸にて慈徳院で汲み上げた聖水を用いてお茶を飲んだ。そのことを記念した御供水碑である。
(高山)
明治天皇高山御小休所
高山は下街道十五里二日の行程の中間地点で、馬継場、宿場町として栄えた。下街道は、恵那槇ヶ根追分から名古屋城下を結ぶ、中山道の脇街道である。中山道よりも峠が少ないため、利便性が良く、善光寺参り、御岳参り、伊勢神宮参りの人々が往来し、信州、美濃、尾張から出荷される荷物が牛馬によって輸送された。
明治天皇は、明治十三年(1880)、中山道を通って京都までの巡幸の際、六月二十九日の午後二時頃、深萱英次宅に到着した。天皇は建物奥の庭に面した十二畳の間に、皇族、太政大臣ほか供奉員らは隣接した四室に入って休息をとった。
(南宮神社)
南宮神社
明治天皇観陶聖蹟
明治十三年(1880)六月二十九日、この地で明治天皇は陶芸の様子をご覧になった後、高山御小休所で休憩した。
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