夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

またまた自転車操業か・・・

2013-02-18 06:59:31 | 福祉について
 4月から新規に事業を二つ開始する。その事業を開始することの期待と、もう一つは資金繰りへの痛みがある。
 これまで法人で13年間様々な活動展開が成されてきたが、そのたびに「つなぎ資金」なるものが必要となって悪戦苦闘の連続であった。つまりスタート時に運転資金を持たないと、実施後3ヶ月経ってしか投入分が入ってこない。その経費は、ほとんどが人件費であるが、この経費の捻出で今回も500万円の運営資金が必要となっている。結局銀行からこの資金を融資してもらうことになるのだが、何故に福祉行政の支援というものがこの辺りで出てこないのかといつも思う。順序が逆だと思う。

 入所事業を行う法人は運転資金(剰余金)は唸るほどあるらしく、我々通所事業を中心に行う法人はいつも垂涎の思いで立派すぎる建築物を見たりしている。
 私はそれでも福祉の原点は「地域生活」=ソフト事業にあると信じているので、大規模入所施設=ハード事業は考えにもない。

 日本の福祉事業が遅れる理由が、まさにここにある気がしてならない。どんなに先駆的事業に夢を抱こうとも、結局は資金なしには思い描いたプランは儚く消え去ることもある。それ以上に夢の実現までに時間がかかって、色あせた夢が息絶えるかのようだ。

 手を挙げなければ前に進めないとすれば、やらざるを得ない。またまたこうして、わが法人の自転車操業が続くのである。