9月10日付で「日常生活用具給付決定通知書」が昨日(13日)届いた。
日常生活用具の名称は「入浴補助用具、移動・移乗支援用具」
基準額 90,000+54,300=144,300円
公費負担額 81,000+48,870=129,870円
利用者負担額 9,000+ 5,430= 14,430円
これは長女の入浴時のシャワーイス+浴槽に設置する電動型リフト+シャワーイスから電動リフト双方への移乗時に必要な移乗用具に給付されるものである。
私の娘(32歳)の障害名は「脳性麻痺による座位保持困難な体幹機能障害」で身体障害者手帳の判定等級は1種2級である。現在体重は47㌔くらいでしょうか?食事の際には座位は何とか可能ですが、長時間になると前方や側方、後方に倒れ込んでしまいます。ただし移動はうつ伏せで這いながら(これはほとんど上半身だけの腕力で)約20メートル程度は軽く?移動が可能です。ただし、その時の本人の関心のあるものが進行方向になければそれは困難なことです。(好きなキーボードや絵本)
我が家の娘たちですが、長女と次女の2名です。ふたりとも脳性麻痺による知的障害と肢体不自由があって、愛護手帳の判定は重度のAです。また次女は身体障害者手帳の判定は3級です。(いずれの判定も3歳児のもので、以後判定はありません)
家の中では次女はなんとか危なげながらも歩いて自分の好きなピアノや音楽の聴ける場所へ移動は可能です。そのほかの日常生活動作能力は全部介助です。更衣脱着・排泄・食事喫食・移動など全部介助が必要であり、特にふたりともにトイレ介助すればほぼ成功しているのですが、そこに至る介助は必要となります。入浴は最近両親の体力低下と腰痛等の制限があり、両親がそろわないと入浴介助が難しい状態になりました。ことに浴室への移動、浴槽への入出は困難を極めています。入浴に要する時間は毎日1時間たっぷりかかります。二人で上半身と下半身を介助しないと、移動は困難です。
両親もともに56歳となって、腰痛持ちです。健康保持のために最近は自転車での筋力アップを図る運動を心がけています。家内はこのところ膝の痛みが出始め、畳に正座が難しくなっています。という状態のために、娘たちの入浴補助用具の導入に踏み切ることにしました。
その動機となったのは我があうんに隔週で来園しリハビリテーションの指導をお願いしている理学療法士であり、福祉用具プランナーでもある赤池P・Tとの出会いがあったからこそです。
8月のお盆前に試験的に、電動式の入浴リフトとシャワーイス・トランスファーボードなどなどをTOTO社から提供いただいて、とても簡単にその機械器具の設置と操作ができることを感じました。そして何より娘たちの表情が、私が浴槽に一人で抱いて入れたり出したりするよりもリラックスしていたから気持ちが動いたのかも知れません。もちろん私や家内一人で入浴介助ができそうだと思ったこと、とても身体の負担が少ないことが決め手です。これから冬の寒い時期になるに連れて、ますます私たち介助者の身体の痛みが出やすい時期なのです。娘たちが寒い冬の間に気持ち良く眠れるのは、この入浴を睡眠前に行ってきたからです。可能な限り在宅生活を継続していくためには、介護負担の軽減の工夫が必要です。大げさな改修工事を行わなくても、今回のTOTO社の電動リフトは使用が可能でした。リフトの座面も冷たさを感じず、出し入れのスピードや音も静かで娘たちの表情も穏やかなのが何よりだと思います。
電動型のリフトなどは市役所の日常生活用具では認められなかったことを聞いていましたので、今回の給付決定には本当に感謝しています。その立て役者はなんと言っても赤池P・Tであることは言うまでもありません。そしてこのことが同じ立場の人々にも知っていただき、ぜひ一人ひとりの障害が重たくても軽減する工夫によっては明るい明日の在宅生活があるのだということをお伝えしたいと思います。
社会資源でもある福祉用具プランナーや理学療法士さん、そして日常生活用具給付事業などの制度活用を図りましょう。そのための福祉制度なのですから・・・。
機器が我が家に来たら、写真などでまたご紹介します。
日常生活用具の名称は「入浴補助用具、移動・移乗支援用具」
基準額 90,000+54,300=144,300円
公費負担額 81,000+48,870=129,870円
利用者負担額 9,000+ 5,430= 14,430円
これは長女の入浴時のシャワーイス+浴槽に設置する電動型リフト+シャワーイスから電動リフト双方への移乗時に必要な移乗用具に給付されるものである。
私の娘(32歳)の障害名は「脳性麻痺による座位保持困難な体幹機能障害」で身体障害者手帳の判定等級は1種2級である。現在体重は47㌔くらいでしょうか?食事の際には座位は何とか可能ですが、長時間になると前方や側方、後方に倒れ込んでしまいます。ただし移動はうつ伏せで這いながら(これはほとんど上半身だけの腕力で)約20メートル程度は軽く?移動が可能です。ただし、その時の本人の関心のあるものが進行方向になければそれは困難なことです。(好きなキーボードや絵本)
我が家の娘たちですが、長女と次女の2名です。ふたりとも脳性麻痺による知的障害と肢体不自由があって、愛護手帳の判定は重度のAです。また次女は身体障害者手帳の判定は3級です。(いずれの判定も3歳児のもので、以後判定はありません)
家の中では次女はなんとか危なげながらも歩いて自分の好きなピアノや音楽の聴ける場所へ移動は可能です。そのほかの日常生活動作能力は全部介助です。更衣脱着・排泄・食事喫食・移動など全部介助が必要であり、特にふたりともにトイレ介助すればほぼ成功しているのですが、そこに至る介助は必要となります。入浴は最近両親の体力低下と腰痛等の制限があり、両親がそろわないと入浴介助が難しい状態になりました。ことに浴室への移動、浴槽への入出は困難を極めています。入浴に要する時間は毎日1時間たっぷりかかります。二人で上半身と下半身を介助しないと、移動は困難です。
両親もともに56歳となって、腰痛持ちです。健康保持のために最近は自転車での筋力アップを図る運動を心がけています。家内はこのところ膝の痛みが出始め、畳に正座が難しくなっています。という状態のために、娘たちの入浴補助用具の導入に踏み切ることにしました。
その動機となったのは我があうんに隔週で来園しリハビリテーションの指導をお願いしている理学療法士であり、福祉用具プランナーでもある赤池P・Tとの出会いがあったからこそです。
8月のお盆前に試験的に、電動式の入浴リフトとシャワーイス・トランスファーボードなどなどをTOTO社から提供いただいて、とても簡単にその機械器具の設置と操作ができることを感じました。そして何より娘たちの表情が、私が浴槽に一人で抱いて入れたり出したりするよりもリラックスしていたから気持ちが動いたのかも知れません。もちろん私や家内一人で入浴介助ができそうだと思ったこと、とても身体の負担が少ないことが決め手です。これから冬の寒い時期になるに連れて、ますます私たち介助者の身体の痛みが出やすい時期なのです。娘たちが寒い冬の間に気持ち良く眠れるのは、この入浴を睡眠前に行ってきたからです。可能な限り在宅生活を継続していくためには、介護負担の軽減の工夫が必要です。大げさな改修工事を行わなくても、今回のTOTO社の電動リフトは使用が可能でした。リフトの座面も冷たさを感じず、出し入れのスピードや音も静かで娘たちの表情も穏やかなのが何よりだと思います。
電動型のリフトなどは市役所の日常生活用具では認められなかったことを聞いていましたので、今回の給付決定には本当に感謝しています。その立て役者はなんと言っても赤池P・Tであることは言うまでもありません。そしてこのことが同じ立場の人々にも知っていただき、ぜひ一人ひとりの障害が重たくても軽減する工夫によっては明るい明日の在宅生活があるのだということをお伝えしたいと思います。
社会資源でもある福祉用具プランナーや理学療法士さん、そして日常生活用具給付事業などの制度活用を図りましょう。そのための福祉制度なのですから・・・。
機器が我が家に来たら、写真などでまたご紹介します。