夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

共通の友人来弘

2008-09-25 06:59:20 | 私と福祉とであいの旅
 9月20日(土)AM7:00 弘前に宋さんと私の共通の友人である熊岡氏が、夜行バスで群馬からやって来た。私と宋さんで出迎えを行った。
 昨年私は熊岡氏と再会していたが、宋さんは今年の6月に横浜市を訪問した際に新宿で再会したばかりである。二人の楽しそうな雰囲気が電話越しに届いたことが、昨日のように耳に残っている。
 午前中は家内が早番でもあり、パン工房の見学をしてもらった。移転予定の店やブルーベリー畑なども見て歩いた。お昼には家内も仕事を切り上げて、帰宅した。通訳の朴さんがなかなか起き出して来ないので少し心配したが、鼻風邪と咳だという。早速風邪薬を服用してもらって、昼食には薬膳も兼ねて弘前市内にある「カリーマハラジャ」を訪れた。宋さんの激辛ぶりは、一昨日の酸ヶ湯温泉食堂でのおそばの表面が真っ赤になったのを見ればわかるというものだ。この「カリーマハラジャ」はインドカレーのお店で、辛さも8倍までもある本格派である。そしてベジタリアンカレーもあるので、パーカッション奏者の奈良さんは、来弘時にはこの店の常連客となっている。
 日本のカレーとは香辛料の多さや、肉の種類などでも段違いである。私も辛みを2倍のものをいただいたが、それでも頭頂部や眼の下に汗をかいていた。そして宋さんはもちろん8倍カレーを戴きながら、平気な顔である。韓国ではキムチを初め、からい食事が大変多いそうである。「火の鶏」という食事はまさにその代表だそうで、完食すれば無料になるという店があるくらいだという。ちなみに宋さんもまだ、間食はできないくらいの辛さだと聞いた。風邪気味の朴さんも、なんだか気分が良くなったらしい。
 食後はりんご公園を訪問し、りんごのソフトクリームをいただいた。これがまたカレーの激辛食の後にはすっきりさわやかで、みんなの笑顔が広がったのは言うまでもない。
 そして今度は岩木山スカイラインを目指して車を走らせ、8合目の駐車場に立った。気温は平地と違って、もう半袖では肌寒い気がした。遠く白神山地や鰺ヶ沢町に面する日本海がうっすらとしたもやの中に見えた。日本側からはこの海を日本海とか呼んでいるが、韓国側からは「東海」と言うのだそうである。ちなみに津軽の人々は「西海岸」とも呼んで親しんでいる。この海は日本だけの海じゃないのだということを、あらためて知らされた。
 スカイラインを降りて嶽温泉では、今がまさに旬の「嶽キミ」をいただいた。

 この夜は少し気分を変えて、4人で庭先でのバーベキューを楽しんだ。宋さんはアウトドアが大好きだという。まさにそれを裏付けるように、炭を起こすのが手際良かった。こうして毎晩宴会をしていると、もう古くからの友人のような気分になっており、通訳の朴さんもいることにも助けられて、冗談もぽんぽんと飛び出している。
 いよいよ明日は青森市でのソーシャルワークセミナーが予定されており、宋さんと朴さんの出番である。思えば、この日のために滞在が延びたことも、私たちのつながりを深くしているのだった。