夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

十和田湖へ

2008-09-24 07:05:38 | 私と福祉とであいの旅
 9月18日(木)宋さんと通訳の朴さん、そして我が家族4名の6名で十和田湖へ向かった。昼食を酸ヶ湯温泉でとり、その後八甲田山ロープウエイに乗った。天候は上々であったが、まだまだ秋の紅葉には至らない。それでも私たちの乗ったロープウエイには7,8名の乗客しかいなかったが、その前後のロープウエイは団体バスの観光客ですし詰め状態だったのだから幸運だったのかも知れない。
 PM3:30ごろには、奥入瀬川に到着。娘たちとカミさんには車での移動をお願いして、宋さんと通訳の朴さんそして私の3人で「石ヶ戸」から「雲井の滝」までの約2.5㎞を早足で歩いた。汗だくの楽しい時間もPM5:00となり、宿泊先のバリアフリーを備えた「湖畔荘」を目指して車を走らせた。すると十和田湖子の口付近では、湖に今まさに沈もうとする赤い夕陽を眺めることができた。何という幸運なことであったろうか。
 到着後我々は早速汗を流すために入浴をして、私たちだけのためにしつらえられた宴会場に向かった。
 この旅館は以前2,3回、青森県重症心身障害児(者)を守る会の行事で利用したことのある宿舎で、障害者トイレやスロープ、そして貸し切り風呂もあって娘たちの入浴はとても快適に行うことができた。車いすの高齢者などもこの時期多く見受けられた。宿の社長さんの粋な計らいで、食べきれない最上の宴となった。
 美味しい料理と美味しいお酒を戴きながら、通訳の朴さんがいてくれたことでお互いの思いは十分に通じ合うことができたのも幸運なことであった。
 翌朝旅館を出発するとき社長さんが、「今まで案内できなかった地元の人しか知らない場所をきょうは案内したい」と私たちを十和田湖の瞰湖台に案内してくれた。紅葉が進むとたちまちカメラマンでごった返す場所だということで、林の中を歩くと急にその景観が開け、思わず息をのむような急峻な崖の上にその場所はあった。快晴の朝、私たちの眼下には雄大な湖と、美しい青々とした景観が広がっていて思わず言葉を失っていた。
 こうして2日目の宋さんへのもてなしはこれ以上ない上々の天候と、美しい青森県の代表的な観光地を満喫することができたのであった。