夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

美味しい水

2008-09-03 07:18:43 | つれづれなるままに
 津軽は温泉の多いことと、清水があちこちに湧いていることでも有名です。そのことで人々はたくさんの恩恵を受けています。私の住んでいる町会にも湧き水があって、生活に使われています。それに旧岩木町一町田地区には、有名な芹畑もあります。これもひとえに岩木山と雪があるからこその副産物かも知れません。
 このところ普段は行き着けないコースを車で走っていて、ふと気付いたことがあります。ニッカウヰスキーの会社脇になんだか人が毎朝群れているのです。何をしているんだろうかと思って注視してみていると、ペットボトルなどをたくさん持った人々がそこで水を汲んでいるのです。試しに私はその人々のいなくなった後で、コップに水を汲んで飲んでみました。とっても冷たくてまろやか、そして柔らかなお水でした。早速私もペットボトルに汲んできて、珈琲や焼酎割にして飲み始めています。職場でもスタッフがそコを訪れているようです。酒屋さんが汲んでいる井戸水を、この場所で住民にサービスしているのだそうです。草刈りやゴミ拾いなどをして、この場所を住民の人たちも大切に使っているのがわかります。楽しみが一つ増えたような気分です。

親としての義務

2008-09-03 06:49:39 | 福祉について
 昨日あるひとりの障害者の親が相談に来所した。他法人の施設に入所している子どもたちのことである。虐待が続いているという相談である。2時間近く胸の中にある子どもたちのこれまで受けてきた虐待の状況を訥々と話した。その方のみが経営者や行政機関、苦情処理センターなどへの相談をしているが、一向に改善されないというのである。何にも増して、当事者の親たちが人質にされている子どもたちへの報復を恐れて黙り込んでいるという。報復など本当にあるのだろうかと思うのだが、親たちの実感がそれであるのだから効果のあることかも知れない。
 私がこの件で真相を片一方から聞いて全て真実なのかどうかわからないままに判断するのには、あまりにもことが大きすぎる内容であった。そしてその方は来年6月にはおそらく、この法人は先行きがなくなって事実上終焉を迎えるだろうと締めくくった。
 自分の子どもだけを安全な施設に移すことは可能だが、残された仲間の子どもたちの問題を残したままではあまりにも無責任だというのがその方の思いである。
 私は保護者がまとまって経営者に真相を問いただし、納得の行くまで話し合いが必要だと伝えた。毎日子どもたちが叩かれたり行動を抑制されたり、薬物を強制されたりでは、保護者の不安以上に子どもたちの恐怖感はいかばかりのものだろうか。想像するだに戦慄を覚えてしまう。私も同じ福祉施設経営者として、また障害者の親としてこの件は心の重い相談であった。少なくとも経営者として職員への安全管理の教育的指導力の問題であり、社会福祉事業を営むのであれば言語道断。即刻法人を解体すべきだと思う。そういう職員を一人でも置くことは断じて許せないことだ。親は子どもたちを体を張ってでも守るべきだと思う。今でもこういうことがあるとすれば、行政機関の指導力不足は否めない。私たちにできることは何だろうか・・・。