たまたま新潟に帰郷している折に、テレビでこの会社が取り上げられ、胸を熱くしました。思わず書き留めた3つの言葉ですが、どうしても4つめが思い出せずに、インターネット検索をして、ヒットしました。
「どうせ・・・できやしない」という思いがあるのと、「為せばなる」と思うのではこんなに差があるのだと思い知らされました。
どうしたら目の前の人ができるようになるのだろうかという熱い思いと、創意工夫があれば必ずや道が開けるのだと思います。
養護学校の先生があの時一度だけで断られ、諦めていたら現在はないのだと思います。何度も足を運び、障害者特性を理解していただくために「せめて実習を・・・」という要望に根負けした社長がそこには居ました。50年前のお話しです。
※ 以下の記事は、2008年11月03日「障害者に働く喜びを」のブログ「 日本の頑張る社長」から転載させていただきました。
「日本理化学工業会長の大山泰弘(おおやまやすひろ)氏 。おもにチョークを製造する会社だそうですが、特筆するのは社員の約7割が知的障害者の方々ということ。働くことで、このなかの3つが満たされる。
・愛されること
・褒められること
・人の役に立つこと
・人に必要とされること」
大山会長が禅宗のお坊さんにたまたま聞いた言葉だそうです。
節目節目に、この言葉を思い出したいです。
【放送内容】
不況にあえぐ中小企業にあって、社員の幸せを考えつづけている会社がある。神奈川県川崎市にある「日本理化学工業」だ。そこで働くのは知的障害者たち。この会社の従業員は74人のうち54人が知的障害者だ。しかも重度の人が半数以上を占めている。障害者の雇用を積極的に進める企業の中でも、草分け的な会社だ。
日本理化学工業が知的障害者を雇用することになったのは昭和34年。養護学校の教師が卒業を控えた15歳の女子生徒の就職を頼みにきたことから始まった。「最初は同情からだった。しかし、彼らと共に働くうちに彼らから教わることの方が多かった」そう語るのが会長の大山泰弘(75歳)だ。最初は2週間だけの研修として2人の少女を受け入れた大山だが、一生懸命働く2人の姿に心を打たれ、次第に障害者を雇用するようになったという。
人間の幸せとは「人にほめられる」「人の役に立つ」「人に必要とされる」こと。いずれも「働く」ことで得られる喜びだ。しかし養護学校卒業後に障害者施設に入ると「働く喜び」はなかなか得られない。働きたい気持ちがある障害者たちに道を開こうと、日本理化学工業は障害者雇用を続けている。
日本理化学工業が作っているのは、主に学校で使われるチョーク。粉の飛びにくいチョークで国内シェア30%を占める。大山は、工場の生産ラインを障害者の動きやすいように工夫し、作業効率を高めるようにしている。
しかし、日本理化学工業を取り巻く環境は厳しい。少子化の影響、ホワイトボードやパソコンの普及でチョークの使用量が減っているのだ。そこで日本理化学工業では、クレヨンとチョークとマーカーの利点を組み合わせた“新しいチョーク”≪キットパス≫を開発。売り込みに奔走している。
障害者雇用促進法の施行により、従業員56人以上の企業は1.8%の障害者を雇用することが義務付けられている。大企業を中心に障害者の雇用は年々増加しているものの、1.8%の障害者雇用率を達成している企業は4割程度と今なお現実は厳しい。
大山会長のその「思い」にも深く感銘を受けましたが、同時に障害者の方々が嬉嬉として働いている姿に、「人が働くということ(働く意味)」について、あらためて考えさせられ、また熱く胸を打たれました。
「どうせ・・・できやしない」という思いがあるのと、「為せばなる」と思うのではこんなに差があるのだと思い知らされました。
どうしたら目の前の人ができるようになるのだろうかという熱い思いと、創意工夫があれば必ずや道が開けるのだと思います。
養護学校の先生があの時一度だけで断られ、諦めていたら現在はないのだと思います。何度も足を運び、障害者特性を理解していただくために「せめて実習を・・・」という要望に根負けした社長がそこには居ました。50年前のお話しです。
※ 以下の記事は、2008年11月03日「障害者に働く喜びを」のブログ「 日本の頑張る社長」から転載させていただきました。
「日本理化学工業会長の大山泰弘(おおやまやすひろ)氏 。おもにチョークを製造する会社だそうですが、特筆するのは社員の約7割が知的障害者の方々ということ。働くことで、このなかの3つが満たされる。
・愛されること
・褒められること
・人の役に立つこと
・人に必要とされること」
大山会長が禅宗のお坊さんにたまたま聞いた言葉だそうです。
節目節目に、この言葉を思い出したいです。
【放送内容】
不況にあえぐ中小企業にあって、社員の幸せを考えつづけている会社がある。神奈川県川崎市にある「日本理化学工業」だ。そこで働くのは知的障害者たち。この会社の従業員は74人のうち54人が知的障害者だ。しかも重度の人が半数以上を占めている。障害者の雇用を積極的に進める企業の中でも、草分け的な会社だ。
日本理化学工業が知的障害者を雇用することになったのは昭和34年。養護学校の教師が卒業を控えた15歳の女子生徒の就職を頼みにきたことから始まった。「最初は同情からだった。しかし、彼らと共に働くうちに彼らから教わることの方が多かった」そう語るのが会長の大山泰弘(75歳)だ。最初は2週間だけの研修として2人の少女を受け入れた大山だが、一生懸命働く2人の姿に心を打たれ、次第に障害者を雇用するようになったという。
人間の幸せとは「人にほめられる」「人の役に立つ」「人に必要とされる」こと。いずれも「働く」ことで得られる喜びだ。しかし養護学校卒業後に障害者施設に入ると「働く喜び」はなかなか得られない。働きたい気持ちがある障害者たちに道を開こうと、日本理化学工業は障害者雇用を続けている。
日本理化学工業が作っているのは、主に学校で使われるチョーク。粉の飛びにくいチョークで国内シェア30%を占める。大山は、工場の生産ラインを障害者の動きやすいように工夫し、作業効率を高めるようにしている。
しかし、日本理化学工業を取り巻く環境は厳しい。少子化の影響、ホワイトボードやパソコンの普及でチョークの使用量が減っているのだ。そこで日本理化学工業では、クレヨンとチョークとマーカーの利点を組み合わせた“新しいチョーク”≪キットパス≫を開発。売り込みに奔走している。
障害者雇用促進法の施行により、従業員56人以上の企業は1.8%の障害者を雇用することが義務付けられている。大企業を中心に障害者の雇用は年々増加しているものの、1.8%の障害者雇用率を達成している企業は4割程度と今なお現実は厳しい。
大山会長のその「思い」にも深く感銘を受けましたが、同時に障害者の方々が嬉嬉として働いている姿に、「人が働くということ(働く意味)」について、あらためて考えさせられ、また熱く胸を打たれました。