夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

あと一日で

2009-05-09 07:14:10 | 原ヶ平農場
 快晴のなんだか一足早く真夏の来たような、そんな農場で終日「農場開き」の準備です。Kさんには肥料撒きをお願いしています。Iさんには杭にする棒を切ってもらいました。日ごろのこぎりを持つ機会のないIさんは、少しぎこちなく左手で切りました。その後二人で耕作畑を測量し、杭を打ちました。エリアは6つもあり、こんなに野菜を作っても大丈夫なのかと、不安になりそうな広さです。午前中の作業を終えて、いったんあうんに戻り昼食です。Kさんは食堂で、今日の作業内容をみんなに紹介して、自慢をしています。Iさんも楽しそうに話に加わっていました。
 午後も1時30分から二人は作業開始で、3時まで作業をしました。迎えの車が来て二人と別れ、私は仕上げの作業です。日曜日は晴天の予定ですが、長く雨がないので、植栽予定の苗の管理が大変です。午前と帰りの前に水をたっぷりかけました。
 きゅうり、かぼちゃ、トマト、ズッキーニ、オクラ、ツルムラサキ、万願寺とうがらし、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、ハーブなどを植えることになっています。
 Iさんは私たちの畑のすぐ隣の土地が自衛隊で毎日演習があるためか、きょうの出で立ちはプロテクターを着け仰々しい出で立ちで来ました。いつ流れ弾が当たっても、軽症ですむようにという心準備のようです。それにしても今週は、ヘリコプターが何機も離発着を繰り返して、騒々しい限りです。しらとり農場は静かで良かったなと思います。
 時々彼は、自分からいろんなことを話してくれます。自分が学生時代に、いじめに遭って辛い日々だったことや、「八甲田山死の彷徨」という映画のエキストラにお父さんが出演したことなどです。自分から誰かに伝えることができるのが、とてもうれしいと彼は語っています。これまでは、人が信じられなかったといいます。発達障害の彼は、自分で小説などを書いたりしています。社会の中で自分を守りながら、ほかの方とかかわる喜びを持ってほしいと願っています。