日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は15日夜(日本時間16日未明)、初日の討議を終えました。会議後、麻生太郎財務相は記者団に「日銀はデフレからの早期脱却を目的として金融緩和を推進していると各国に説明した」と述べ、海外からの「円安誘導」との批判に反論したことを明らかにしました。
自国の通貨を安く誘導する「通貨安競争」や、自由な貿易・投資を妨げる保護主義を回避することで各国が一致。「先進国の金融緩和の波及効果に留意すべきだ」との意見も新興国から出されたが、日本を名指ししての批判はありませんでした。
日本の金融緩和政策への非難が回避されたということなのでしょうか。