今週号の日経ビジネスの「時事深層は「エコカー補助金、夏に枯渇?」という記事が書かれています。
政府が用意した3000億円の補助金の予算が、夏にも底を突く観測が強まっています。補助金の適用は昨年12月20日以降の購入分にさかのぼって対象になり、額は登録車で10万円、軽自動車で7万円、トラック・バスなどの事業車も燃費基準を満たせば20万~90万円が補助されます。
予算額はおおよそ、登録車、軽自動車で270万~280万台分です。現在の販売ペースが続けば、7月末にも補助金が打ち切りになる可能性があります。「普通に考えれば9月いっぱい」というのが、自動車メーカー各社の大方の見方です。
国内大手会社(トヨタ、ホンダ、日産)の販売台数の推移がグラフで記載されていますが、12月から各社大きく伸びています。2月の販売ランキングトップ10のプリウス以下はすべて補助金対象者です。
それにしても、このような補助金の後押しがなければ個人消費は伸びないようです。日本経済を牽引した自動車業界の補助金に頼らない復活が望まれるところです。