東日本大震災後に落ち込んだテーマパークや遊園地の入場者数が今年度下期には、多くの施設で前年同期比プラスに転じる見込みです。
日本経済新聞社が全国の主な12施設を対象にした下期の見通しを調査した結果では、上期にプラスだったのは八景島シーパラダイスなどの3施設のですが、下期は9施設になりました。
TDLを運営するオリエンタルランドは上期の入場者数は、前年比17.1%減の1,073万人だったと発表しました。震災翌日からの1カ月以上営業を休止した影響が大きかったようです。
TDLは、下期については回復基調にあるようであるが、地方客の戻りははかばかしくないようです。
この調査対象は、「TDL」、「東京ドームシティ」、「ナガシマリゾート」「横浜八景島シーパラダイス」、「志摩スペイン村」、「ハウステンボス」、「としまえん」等ですが、TDLが圧倒的に強いです。そのTDLも人気に陰りが見えてきたようです。
下期には回復基調にあるということですが、東日本大震災以降、行楽への意識が日本人は変わったのではないでしょうか。地震、津波と自然の脅威に私達は打ちのめされましたが、人知を超えた自然を感じたのではないでしょうか。
観光のキーワードは、「自然」ということではないでしょうか。