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小江戸・千葉県・佐原での出来事
日記帳から拾い上げた"いい話"
お茶のご馳走・接待・小野川河岸のむかし話をわかり易く
およそ遡ること14年、小江戸・佐原の菖蒲祭に行った時のことです。小野川河岸のお店の方から大変親切な接待を受けた話です。現地到着がとっても早かったので、個人散策の時間を設けた。相棒のKとさんと散策に出かけた。
"お茶一杯、旅の話が"人の心をこんなにも熱くした。
旅先で、こんなにうれしいことはない。
店先で相棒Kとさんと、店先の商品を見ながら赤米・黒米の話をしていたら、店の奥の方で奥さんが「お父さん、お客さん~・・・」の呼び声に、障子を開けて土間に降りて現れた御主人。
「随分早いね・・・・。お泊りですか・・・」の声に、会話がはずんだ。・・・・・・・・
「まだ早いし、どうぞ中に入ってお茶でも・・・、小野川河岸の昔話でもしましょう」と、快く椅子を拡げて招き入れてくれた。
時間は、午前8時前であったであろうか?(山登メインの会でした。したがって5、50集合・出発の早発ちです。早出早帰りが原則でした)
裏話、予定変更 (リーダーの決断)
群馬県利根・吾妻耶山 ➡ 佐原・菖蒲祭に変更
昨晩(17日)の雨が土砂降りで決断したのだろう。
雨の中の山行、特に岩場の登攀は危険である。
吾妻耶山(あずまやまさん)1341m.は、岩場が多い山である。
一時晴れ間も見えたが、午後から降雨で賢明な選択でした。
山行き変更から佐原に早く到着。
小江戸・佐原を歩く
油久商店 玄関先のお花がありました。
歴史について耳を傾けていると、お茶と梅干が出てきた。
(心の中では、見ず知らずの人が入り込んで、これは済まないことをしてしまったかと内心では気をもんだ・・・・)
お茶と梅干
ご主人の話を聴いているうちに、油久商店さんの昔のイメージが浮かんできた。
そして、小野川周辺の歴史が大まかに分かった。
とっても話し上手で、肝心のところは微に入り細に話された。
アヤメも見ごろだし、伊能記念館辺はしっかり見学してください…と念を押された。
油久商店主、後方には肥料が一杯。
煙草をふかしながら、話す素振りは、とっても参考になった。
大変お世話になり、帰りには、野菜の人参までサービスしていただき、感謝の極みですした。
自宅に帰り、油久商店さんの話題が食卓にて盛り上がりました。
「人には親切、やさしく」と、佐原での出来事を孫に話して聞かせました。
旅先で、このような人情の機微に触れると本当にうれしいものです。
旅が楽しくなることはもちろん、再度足を運んでみようかという気持ちになりました。
散策はとても楽しく、何よりも油久商店さんから受けた親切な人情とお茶が、私の心を熱くした。
そんな幸先の良い旅の始まりで、潮来花嫁さん(嫁入り舟)まで見ることが出来ました。
忘れる事の出来ない思い出となりました。
有難う御座いました。
(葛ハイの書類を整理していたら、
日記帳から”良い話”がこぼれ落ちた。)
お世話に成った御礼の小冊子
潮来花嫁さん
お世話に成りました、油久商店主
◎ 帰り来て、丁重なる礼状と、手作りの佐原観光1周のアルバムを添えて発送した。有難うございました。昔々の話でした。
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