toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「荒れ地に花を」 門倉曉

2024年05月28日 | 読書日記

ボラ―ミステリになるのかな。
設定はホラーだけど、恐怖感は全くない。

意志を持った植物がそれを作り出した人の復讐をするという、昔のアニメのような設定の物語。
それらしく書かれている科学的な内容はほとんど納得できないけれど、ストーリは面白い。

分子生物学の世界に多少関わった人間として特におかしいと思ったのは、遺伝子組換えの植物が一斉に枯れる場面が有るけれど遺伝子を組換えたものと改変したものや交配したものとは区別がつかないはずだし、「花」に自分と息子の遺伝子を入れたと言ってるけれど個人を特定する一つの遺伝子って無いでしょう。

 

 

 

2023.8.13

鳥影社

コメント
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