天網快々疎にして漏らさず

　今日のテーマーの言葉は古い格言です、その意味をご存知の方も多くいらっしゃると思います、その意味は天の網目は大きな網目で、少々のモノならくぐり抜けることができる網目です、そんな大きな網目でも悪人は決して漏らすことが無いといわれています、つまり悪人は一回や二回は法網の網をくぐり抜けますが何時かは御用となる、ということです。

　昨日の美少年酒造といい三笠フーズといい長年にわたり法の網目をくぐり抜けてきましたが、ついに当局の摘発を受け法の捌きを受けなければならなくなりました。最近では内部告発が多く、たいてい内部の密告でバレてしまいます。この種の犯罪は一度や二度でバレないからといって多年にわたり法律を破っていても何時かは必ずバレてしまいます。

　バレてしまえば長年築いてきた信用は地に堕ちてしまい、ひょっとしたら会社の存立が難しくなるだろうと想像できます。やはりどんなに苦しくても、また他社がやっていても法に触れることは大きなダメージを受け再起不能となります。

　現代は各社とも自社ブランドを磨き市場でナンバーワンになることをめざしています、長い目で見たら一時の誘惑にかられることは避けねばならぬことは摘発を受けて初めて思い知ることになります。